いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

献眼によせて

2008年06月06日 07時55分12秒 | 兎に角書きたいの!
 角膜移植のため、死後に眼球を提供する献眼者が求められているなか、10年以上にわたり献眼者数が全国で最も多いのが静岡県小山町。…
 「日本アイバンク協会によると、角膜移植を持つ患者は18年度現在、全国に3448人。対する献眼者数は967人…
 献眼運動は昭和33年の「角膜移植に関する法律」制定以降、全国のライオンズクラブで展開されている。…

 献眼
 外傷や感染症などにより角膜に傷害を起こし、角膜移植によってのみ視力の回復が見込める患者のため、死後、眼球(角膜)を提供すること。年齢制限はなく、目の感染症などがなければ誰でも可能。眼球摘出は死後24時間以内の早期がよいとされる。遺体には義眼がはめ込まれ、摘出後も表情にほとんど変化はない。アイバンクにに献眼登録するか、臓器提供意思表示カードを持つことなどで献眼の意思を表せる。」6月5日付産経新聞「角膜移植の光閉ざすな」から引用。

 私の娘は結婚2年目で34歳の生涯を閉じた。娘は、臓器提供意思表示カードを所持し角膜の提供を申し出ていた。娘の意思を尊重し角膜の提供を申し出た。記事にあるように
角膜摘出後の表情は変わらず傷跡もないとても安らかな綺麗な顔だった。
 後に確認したところ二人の男の方に提供され移植は成功したとの報告を受けた。娘は二人の男の方の生涯に光の世界を提供し、立派に仕事を成し遂げていった娘を心の底から褒めてやっているし、よくやってくれたと何時も仏壇に向かって娘と朝の会話を交わしている。
コメント
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