天空の土木作業

鉄道模型レイアウトの制作記録

指宿枕崎線 指宿のたまて箱

2017-04-20 | 日記
毎年3月の地方出張。去年は『はまなす』、一昨年前は『はくたか』の最終日に絡めて充実した旅程でした。
今年は宮崎と沖縄、しかもスケジュールがタイトで前後に余裕があまりありません。しかも沖縄とあってはゆいレールしかなく、初日の宮崎に何とか鉄分を絡めるのが精一杯です。予定を組む時間もなく、地図をざっと見て、今まで乗ったことのない指宿枕崎線に乗れないかを検索したところ、バスなら何とか間に合い、宮崎の予定時間に間に合うことがわかりましたので、やや大人しめですがそれに落ち着きました。
始発の『みずほ』に乗れば鹿児島中央駅からバスで間に合うのですが、繁忙期ゆえ少しでも会社にいる時間をキープするため、伊丹から鹿児島空港まで空路にしました。



伊丹発JAL2403便・鹿児島行きは小さな機材でほぼ満席でした。新幹線開業の影響はどうなんでしょうか。ざっと調べてみると便数にあまり変化は無いようですが、機材の小型化はあったようです。
プロペラ機だからか、ずいぶん低空を飛んでいるような気がします。瀬戸内の島々や陰陽間の山々がくっきり見えてよい眺めでした。山の尾根に定着する雪の様子は興味深かったです。
売店で買った淡路屋の弁当を朝食としました。



初めて降り立つ鹿児島空港。床はタイルカーペットで近代的な印象です。2012年に耐震工事を含めてリニューアルしたみたいですね。小ぢんまりしていて無駄がない、使いやすそうな空港だなと思いました。
放送を聞いていると、折り返しの伊丹行きはオーバーブッキングのようで、他の便に振り替えると二万円貰えるようです。私も1度、羽田で二万円貰って伊丹から関空に振り替えたことがあります。一人移動の身にはおいしいイベントです。



ここからはバスの旅。しかも、枕崎駅周辺で買い物が出来るかどうかもわかりません。空港で昼食を買っていくつもりでしたが、どのお店にも弁当が見当たりません。不安になります。
揚たてのさつま揚げがあったので、保険でいくつか購入しておきました。
建物の外に足湯がありました。面倒なので入ることはありませんが面白いですね。
枕崎までのバスは予め切符を購入します。バスの券売機はズラリと並んだ金額ボタンが何となくレトロないい雰囲気です。そういえばICカードばかりで、券売機で切符を買うという行動も少なくなりました。 料金表をみて購入します。
バスは3組、4人の乗客を乗せて発車しました。 乗客はそのまま、枕崎まで変わりませんでした。徹夜明けでしたので、ここで爆睡します。



目が覚めれば枕崎。本州最果てまできました。駅前にスーパーマーケットと料理屋が数件あり、予想していたより賑やかでした。それもそのはず、去年の3月は北の最果て、三厩でしたので、そんな町並みを予想していたのです。
駅に一番近い喫茶店では予約制の弁当があるみたいです。勉強不足でした。
一段上がったとこにホームがあり、既に列車は入線していました。『最南端始発・終着駅』という看板や記念碑がたくさんあり、鰹節行商のモニュメントもあります。記念撮影をされてる旅の人も多いので、自然にテンションが上がってきました。せめて鰹のたたきでも食べたいものです。

料理屋に入る時間は無いので大きなスーパーマーケットに入りました。枕崎産と大きく書かれたかつおのたたきと寿司を買い込んで、小走りで駅に向かい、連結面の海側ボックスに落ち着きました。この列車の発車は13時18分。乗り過ごすと次は16時03分までありません。あらかじめ下調べをしておけば、こんなに綱渡りにならなくて済むのに、毎回バタバタしています。



鹿児島中央行はキハ147系2両編成。
各ボックスが埋まるほどにパラパラと乗っています。半分は観光目的の乗車でしょうか。この日は土曜日なので多いのかと思います。
列車は定刻に日本最南端始発終着駅・枕崎駅を発車しました。今後、再訪する機会はなかなか無いであろう枕崎の景色を脳裏に焼き付けて、、、という感情を吹き飛ばすくらいに揺れる!揺れる!台車の上にいるからかも知れませんが、縦に横にと大きく揺れまくります。
買ってきた握り寿司のネタが飛びまくってシャリと別れていきます。恐くて飲み物を手から離すことも出来ません。停車中にタタキにタレをかけ、寿司に醤油をかけ走行中は飲み物を守るという忙しい車内になりました。



各駅で数人の乗り降りがあります。
土曜日ということで、部活帰りの高校生が乗ってきます。これを逃すと3時間近く列車が来ないですから、地元の高校生は大変です。

駅間距離はさほど長くなく、3分おきには停車していきます。海手には雄大な開聞岳、反対側には家々が並びます。列車本数から推測して、もっと閑散としているのかと思っていましたが、なるほど高校生が多いのも頷けます。

西頴娃駅で初めての交換があります。山川駅から枕崎駅の間で唯一、交換設備のある駅です。
平日は改札業務があるようですが、今日は無人駅です。ここでも高校生の乗り降りがチラホラありました。6分停車で、改札外の灰皿でタバコを満喫できます。ありがたいです。
交換列車の枕崎行きもキハ147系。Y字ポイントに挟まれたローカル駅で、国鉄型車両同士の交換が行われる、大変素敵な光景です。

薩摩川尻駅を発車後『次の西大山では2分停まります。発車30秒前に警笛を鳴らします。写真撮影をされる方は発車時刻にご注意ください』
というアナウンスがありました。やはり、日本最南端の駅ということで、皆さん記念写真を撮りたいのでしょう。ダイヤにそれを組み込むのはありがたい取り組みだと思います。



私も写真撮影の準備をして駅に降りようと準備をしていましたが、滑り込んだホームには今にも溢れそうな人・人・人!ホームから溢れんばかりの状況です。このような現象は全く予想していませんでしたので、本当に驚きました。

でも乗ってきたのは20人ほど。駅のロータリーに観光バスが停まっていました。観光コースに入っているのでしょう。少ない列車本数に合わせてのコース作りは大変じゃないかと思います。
そりゃそうですね、列車がいなければただの駅。列車がいるのといないのでは雲泥の差があります。

大山駅でキハ200系とすれ違います。
平成4年から指宿枕崎線に投入されたキハ200系。私は帯やツートンカラーのオーソドックスな外観が好きで、一色塗りでロゴをあしらった九州の車両は、どうも苦手でした。もちろん、性能や乗り心地は抜群に素晴らしい車だと思いますが、まだ模型でもこの手の車両をコレクションしていません。好みの問題です。



西大山から乗車した20名ほどの乗客も含め、指宿で多くの下車がありました。
ホームから駅舎までの通路で写真展をするなど、温かい演出があります。駅舎ではたくさんの方が出迎えて頂いていて、何やらイベントをしている様子でした。看板には『観光特急指宿のたまて箱・運行開始6周年』とあります。その記念行事が行われているのでした。



『賑やかですね』と、ある関係者の方に話しかけますと、イベントの概要やモニュメントの案内を丁寧にしていただけました。その方から渡されて名刺を見てびっくり、指宿市の市長さんでした。
そう言えば奥さんが指宿市のふるさと納税で鰻を買っていたことを思いだし、そんな話をしますと大変喜んで頂いて、パンフレットを片手に指宿市の良さをたくさんお勧めいただきました。指宿の鰹をふんだんに使ったお味噌汁もまあ美味しいこと。だんだんこちらも楽しくなりり、指宿のファンになります。すっかり組合旅行の行き先候補になりました。



思いもしない展開で過ごせた指宿駅。そうこうしているうちに観光特急『指宿のたまて箱』が入線してきました。指宿市役所の方々も慌ただしくホームに向かいます。私も急いで売店で飲料を補給。指宿のたまて箱をあしらった子供用靴下と、マンゴープリン、そら豆カレーなど、指宿にちなんだものをバカバカ買います。気分が良くなっているだけに財布の紐も緩みまくりです。ちなみに帰阪してからマンゴープリンを食べましたが、これがお世辞抜きで最高に美味しい逸品!生のマンゴーを食べているような濃厚な味わいで、大正解でした。



ホームでは到着した乗客、今から鹿児島中央へ向かう乗客の記念撮影で賑やかです。落ち着くまもなく列車は、指宿市の皆さんに見送られて発車しました。
列車は3両編成でほぼ満席。さすがJR九州の観光特急です。何年か前に『はやとの風』に乗りましたので、似たような車内だなという印象ですが、貫通扉の暖簾や窓のブラインド、竹かごのゴミ箱など、細かい所まで楽しませてくれることに変わりはありません。素晴らしい取り組みだと思います。
車内販売では玉手箱を模したお茶菓子の詰め合わせと地サイダーを購入し、旅人の一人として満喫しました。毎度毎度、JR九州の観光特急は期待を上回る時間を提供してくれます。飽きさせる間がありません。
一時間の乗車はあっという間に過ぎ去り、鹿児島中央駅に到着してしまいました。いずれ指宿の観光とセットでまた乗りたい、そう思わせる指宿枕崎線の旅でした。





鹿児島中央駅では改札を出て、喫煙コーナーで一服します。駅ビルの中のビッグカメラや、新幹線乗り場に見える『さくら・新大阪行き』の表示に、妙に現実に引き戻されそうになります。
在来線ホームに降り立つと、向かいのホームに415系が停まっていました。ふと先頭箇所に目をやると、運転手さんが小学生くらいの子供に帽子を被せてあげて記念撮影をしていました。電車好きの子供さんなのでしょう、いい思い出になるはずです。優しい運転手さんの思いやりが伝わり、温かい気持ちになりました。



鹿児島中央から目的地、宮崎までは特急『ひゅうが』を乗り通します。ハイパーが来るかつばめがくるか、どちらが来ても好きな車両なのですが、787系がやって来ました。
シートポケットに『津波が予測される場合のお願い』というシートがありました。海沿いを走るだけにこういう備えがあるのですね。今日は3月11日、いろいろ考えさせられます。
初めて気付きましたが、コンセントも備えられていました。助かります。
暖色系の車内が多い中、787系はシックながらスタイリッシュで本当に落ち着きます。当初は枕崎からのんびりと北上するだけのつもりでしたが、結果的に大満足の旅になり、疲れも合わさって宮崎までぐっすり寝ていました。
会合が朝まで盛り上がり、本来なら宮崎空港まで電車でいくつもりだったものの、準備に手間取ってタクシー移動となったのは残念でしたが、無事沖縄行きのソラシドエアに乗ることができ、南九州の旅は終わりました。



ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 引っ越しの始まり | トップ | ループセクション3 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。