スプラウト 会計のはなし、日々のはなし

名古屋市千種区の税理士法人スプラウトの税理士/社労士/CFP®が綴る日々の様々なこと。

つぶれない会社にはわけがある。

2009-04-20 12:31:50 | Weblog
餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか?」や
美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?
の著者である林總氏の最新作が出ました。

つぶれない会社にはわけがある。

今回の本は
定年間際のサラリーマンが
自分の夢であるイタリアンレストランの開業にあたり

会社経営をしている
かつての同級生達の話を聞いて

独立開業を迷っている自分の背中を押してもらおうと

同窓会を開催するところから始まります。

同級生たちに順番に会社経営について
話をしてもらうのですが

現在進行形で
会社経営がうまくいっていない例がほとんどです。

そんななか3人だけは
成功していました。

その中には

高校時代落ちこぼれだったが
今は有名なパティシエとして
店を何件も経営する人物もいました。


「うまくいかない経営者と
 成功している経営者との間には
 どんな違いがあるのか?」

「成功にはある程度法則がある。
 失敗にも運不運以外にしっかりとした理由がある」

というようなことが
かつての同級生の経験談をもとに語られます。

この本を読んで再確認したのは

 ・会社経営は継続することが大事であり
  そのためには、利益ではなく現金を増やし続けること。

 ・利益率だけでなく資金が効率よく回転するかどうかを考える。

 ・経営者は将来のリスクに備えて常に現金の蓄えをしておく必要がある。

会社をつぶさないためには
会計の利益だけを見て経営しないで、
キャッシュが非常に重要であるということです。

林氏の本には
大切なことが
とてもわかりやすく書いてあります。

難しい本ではなかなか大事なことが伝わりません。

私の中では
この著者の本は「買い」です。















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