すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

片手に三流、片手に一流

2016年07月22日 | 読書
Volume10

 「あなたが一流で、私が三流なのではない。あなたの中に一流と三流があり、私の中に一流と三流があるのだ。」 


 異端というべきか、最先端というべきか、とにかくシンガーソングライターであり続ける早川義夫の言葉。
 著書を読んだり、CDを聴いたりすると、彼の生きざまそのものがそうなんだと思わせる。

 世間的にみれば「三流」や最低に思えることでも、個人の中ではもっとも尊く価値があるということがある。
 そんな例は、世の中にごろごろある。ただほとんどの場合、それは受け入れられない。世俗的なレベルを突き抜けている時は別だけれど…。



 凡人はせめて、自分の多くを占める三流を自覚し続けること。

 そして、おそらく誰にもある一流の部分(それは他から評価というより、好きとか楽しみのなかにあるのではないか)を、手放さないこと。

 磨きをかけて、誰かに認めてもらえたら、素直に嬉しい。

コメントを投稿