茨城の中小企業診断士による「知恵の経営」

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「知恵の経営」コラム(NO.8)

2017年10月16日 | ブログ
前回は「売上高が高く・特異性が強い」グループを見たので、今回は、「売上高が高く・特異性が弱い」部分に属する商品・サービスの「強み」を見つけ出していきましょう。

まず、みなさんへ質問です。
「この部分は、なぜ、売上が上がっているのでしょうか?」
「商品そのものには、他社と差が無いにも関わらず、当社に注文が来ている!」
不思議だと思いませんか?

そこで、「特異性(他社のと違い)が弱いのに、売上が上がっている?ん~、売り方?価格が安い?立地がよい?…」と推測できますね。
これは、「商品・サービスの提供の仕方」がその商品の「強み」と言い換えることができます。

でも、前回同様、ここで掘り下げることやめないでくださいね。
さらに、「その提供の仕方をどのように生み出したのか?」を探り出さないといけません。
例えば、接客の良さで売上を上げている場合、接客能力を向上させるために研修を受ける、社内でマニュアルを整備し、一定の品質を確保する…、など、自分たちの良さを生み出し、強化する“努力・工夫”がありますよね。
この“努力・工夫”も、みなさんの会社にしかない、大事な「強み」です。

別の見方をすると、「売上高が高く・特異性が弱い」グループから分かることは、商品そのものに差をつけることが難しくても、提供の仕方に手間をかけることで、付加価値をつけることができるということです。