邦画ブラボー

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「座頭市逆手斬り」

2006年08月06日 | ★ぐっとくる時代劇
ビッグな喜劇人藤山寛美勝新太郎の異色取り合わせが
目玉の作品。

シリーズ11作目。
安定したファンを掴み、スタイルが確立している頃です。

にせ座頭市を目論む百太郎(藤山寛美)の
軽妙な芝居と市(勝新太郎)の掛け合いが
大きな見所で、
按摩が按摩を按摩しているシーンは爆笑ものだ。

すごい取り合わせであるにもかかわらず、
脚本にイマイチ迫力と新鮮味が無く、
肩すかしを食らう。
音楽も平凡だった。

たちまわりは座頭市だから
必須であるが、
ぴかりと光る魅力的な敵を出さなかったのはパンチ不足の要因だと思う。

藤山寛美と斬り合いさせるわけにはいかないですしね。

*映画の中のイイおんな*
滝瑛子:ちょっと崩れた感じのする美人で
色気のある女が似合う人です。もうひとりの純な娘っこ役の
明星雅子とは対照的な役回り。

監督 ................  森一生
脚本 ................  浅井昭三郎
撮影 ................  今井ひろし
音楽 ................  大森盛太郎
美術 ................  太田誠一

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
森一生にしては (さすらい日乗)
2006-08-07 05:32:04
それ程面白くない、イマイチな作品でした。

勿論、藤山寛美とのやり取りなど、個々のシーンには面白いところもあるのですが。

滝暎子の色っぽさが見所でしょうか。



何故、音楽が伊福部昭でないのか。

同時期に、東宝で怪獣映画、大映で勝新の『無法松の一生』をやっていて、忙しかったからでしょうか。

大森盛太郎は、本来ジャズの人で、映画では裕次郎の『嵐を呼ぶ男』が有名です。
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そうですねえ (ブラボー)
2006-08-07 09:47:24
森一生、藤山寛美ということで

期待しすぎてしまいました。



硬軟の「硬」のウエイトが

もう少し欲しかったかなあと

ファンとしては思ってしまいました。



伊福部さんの音楽は

すごい役割を果しているんですね。



大森さんは・・そうでしたか!なるほど。
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