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「古毛糸・残毛糸利用法百種」:昭和の手芸本

2016-02-18 | ★読書

またひょっこり出合ってしまった昔の読み物。

たまたま開催中だった古本市で見つけました。

 

「古毛糸・残毛糸利用法百種」!!

昭和13年婦人倶楽部の付録です。

私を待っていたかのような内容。

 

麗しい表紙絵をめくると

作品見本が!

さらに、

 

素晴らしく親切な配色表が目に飛び込んできます!

 

「編み物は配色さえ上手にいけば、再生編み物でも美しいものが出来ます」

 

「編み直しといっても、徒(いたずら)に見苦しいものを作らないで、(^_^;)

この表を参照して、是非これが再生編み物かというようなものをお作りください。この表をご覧いただければ

決して失敗することはございません。」

 

なるほど、なるほど。心強いです。

きっと昔っから、ずば抜けてセンスのいい人っていうのは存在したのでしょうね。

見苦しいもの・・のくだりで笑いました。

 

「お子様の多いご家庭など、それぞれ色々なものをお編みになりました度に、

ほんの少量づつでも残り糸が出るものでございます。

そんなのを大切に仕舞っておおきになりまして、時々整理なさいますと、

新しくお求めになったものよりも、かえって趣味深く、面白い、いいものが出来るものでございます。」

 

「何にもならないと思ふやうな、極く僅かな古毛糸を利用して

一寸の手間で作った「印形入れ」でございます・・・

 

などなど・・・・・

 謙虚で丁寧で、優しく、しかもシャンと気骨がある文章です。

 

私が古い本に惹かれるのは、

こういったキャプションに心を鷲掴みにされるからなのです。

物を大事にし、

しんしんと冷える時期、家族が少しでも暖かく過ごせるようにと

心を配った、当時の女性の細やかな気遣いにも胸を打たれます。

 

デザインも決して

最近のものに負けていません。モチーフものもありました!

ガーター編みで編み貯めたものをはぎ合わせて毛布に・・これはやってみたい。

フェルト化しても味が出て面白そうです。

 

「捨ててしまうような少しづつの屑毛糸を集めて編んだ

火鉢敷でございます」

 

私が以前作った植木鉢敷きとまったく同じではありませんか!!

半端な極太糸が貯まって貯まってどうしようもなくて編みましたが、

編んでる時はけっこう楽しかったです。敷物はアラが隠れるし、重宝しますね。

 

ぜひ作りたいものがもうひとつ・・

暖かそうな羽織下。

巻頭の配色図鑑を参考にして、なんとか見苦しいものではないものを

作りたいと思ふ・・・・

 

 

で、やっぱり気になる巻末の広告ページ。

洗濯石鹸の広告ですが、

「毛を生かす」!!!!が、ナイスですね!(^.^)

・・・・・・・・・・・・・・・

これを読んだ日には

たった10センチの残り毛糸でも捨てられなくなってしまひ、

昨今流行りの断捨離とは真逆の方向へと突っ走ることになるでせう!(^_^;)

 

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