2017年9月17日 ひとり暮らしの母

　ひとり暮らし生活5年の母に会いに実家へ。寂しい思いをしているに違いないがそれを表面には出さない。かなり強い。体もあちこちにガタが来ていて、週に数回は近所の整形外科に通院中。内臓その他に悪いところがないのが幸い。ひとりの食事も手抜きをしないで、野菜中心を心掛けている。元来が食欲旺盛なタイプ。食べられなくなると終いなので食べられる日々が少しでも長く続く事を祈っている。ただ、春先から具合が悪くなり有料老人ホームに入所した姉（伯母）夫婦の状態が悪化した為、心を痛めて精神的にまいっていた。頼る人が他にいないので全てを母に頼る伯母。一つしか年齢差はないのに元気だからと頼られて困り切る母。母に言わせると幾つになっても姉は姉なので嫌な事でも嫌、とはっきり言う事に抵抗があるそう。そんなものか？　姉は姉、妹は妹と育てられた時代の弊害。共倒れにならないように、と心配しつつ私には何も出来ない。母の事は支える気はあるが、伯母にまでその気持ちは生まれない。冷酷人、と母も伯母も思うだろうがその気になれないのだから仕方がない。自分に嘘はつけない。ただ、そう思う自分自身を少し恨む。