スピリチュアルで考える社会不安障害。対人恐怖症。

私は社会不安障害です。スピリチュアルの霊的哲学から色々な事を学び、更に神社の神様や龍神様を通して理解したことを書きます。

現在の苦しみ。過去世の苦しみ。(本の紹介)①

2016年10月29日 10時31分23秒 | 日記
過去世に関する本の紹介です。

【生きる意味の探求】
(退行催眠が解明した人生の仕組み)

グレン・ウィリストン&ジュディス・ジョンストン 著
飯田 史彦 訳 

(1999年 出版)

過去生に囚われた人々

永遠に生き続ける意識体としての私たちひとりひとりには、
多くの人生の記憶と、それらの人生で得た学びとが蓄積されている。
詳細に記憶されたこれらのイメージは、今日を生きる私たちの人間形成に、
重要な役割を果たしている。

ちょうど幼児期の経験が、成人してからの人生に大きくかかわってくるように、
蓄積された過去生の記憶は、今回の人生における選択や決定に、さまざまな
恩恵や影響を与えている。一般的に、それらの影響には肯定的なものもあれば
否定的なものもあり、それがどちらに転ぶかは、過去生で起こった出来事の性質と、
わたしたちがそれにどう対処したかということによって決まる。

成人してからの人生を破滅に導く原因となっている「否定的な思い込み」の
原因をつきとめるために、幼年期の出来事を思い出せばよい場合がある。
ところが、多くの場合、原因となった重要なできごとは過去生で起こっており、
その時の感情を思い起こして再体験しなければ、問題を完全に解決することは
できないのだ。

しかし幸運にも、私たちは現在、従来からの診療テクニックと、催眠療法による
過去生への退行とを併用することによって、心の病を根本的に治すことが
できるようになった。以下に示した事例は、このような方法によって得られた
治療結果を示している。
(省略)

〈復讐の叫び〉
ジョッシュは、約束の時間に二十分も遅刻してきた。年齢は四十歳ぐらい。
アルコールにむしばまれて、体はボロボロになっているのが、明らかだった。
肉にはしまりがなく、皮膚は透けて見えるほど薄く、その年齢にしては
異常なほどしわだらけだった。常に手足が震えていて、問診票を書き込む
間にも、二度もペンを取り落したほどだった。ところが、問診票に書かれた
年齢は、なんと二十六歳だったのである。

話し始めたとたん、ジョッシュの目からは、止めどもなく涙があふれだした。
「おやじとおふくろが離婚したせいで、俺の人生はめちゃくちゃになったんだ」
と訴える姿を見れば、ジョッシュが人並み外れて感受性が強く、満たされない
心を持てあましていることはすぐにわかる。母親が東海岸に引っ越して以来、
母親と会うことも、めったにないという。恋人と言えるような相手もなく、
女の子をデートに誘うことすらできない。すべてが、彼には重荷に感じられた。
雇い主も、最初のうちは彼に理解を示してくれていたが、その我慢にも限界
があった。

ジョッシュは、ひとつだけ私に質問した。「いったい、なぜなんでしょう」と。
そこで私は、「これから二人で、その答えを探してみるんです」と答えた。

一回目の退行催眠療法は、うまくいかなかった。その後三回のセッションも
無駄に終わったが、ジョッシュは私との約束通り、セッションの前には
少なくとも六時間、酒を飲まずにいてくれた。やがて、彼は私を信頼して
くれるようになり、退行催眠療法のことも信じる気になったので、リラックスして
意識を集中し、過去生への退行を経験できる状態にまでこぎつけることができた。

私の声をガイドとして、出口の光を目指して長く暗いトンネルを抜けていくと、
彼の目の前には、ある場面が広がっていた。

「何かが植わっている、広い草原のようなものが見えます」

ジョッシュは焦点をあわせようとするかのように、ゆっくりと話し始めた。
それから、突然に大声をはりあげた。

「憎い!やつらが憎い!俺は、あの野蛮人どもが、ひとり残らず憎い!」

「インディアン?」私が尋ねた。

「白人どもさ。俺はインディアン・・・ブラックフット族だ」

ジョッシュは威厳をもって、私の言葉を訂正した。彼は、ブラックフット族
時代の自分の中に、どんどん滑り込んでいった。彼の言葉は、英語を母国語
としないインディアンの、カタコト英語に変わった。肉体的な特徴も、
私の目の前で変化していった。(こうした変化は、退行症例の約二十五%
で観察することができる)。

「時間をまっすぐにさかのぼってください」と、私は彼をうながした。
そうでもしないと、ジョッシュは白人に対する憎しみを並べ立てるばかりで、
憎悪の念を生み出した原因となる事件の核心に、いっこうに触れようと
しないからだった。

「白人が三人・・・銃を手に、馬に乗って・・・俺のトウモロコシ畑を
駆け抜けてきた。俺の女房は・・・腹のなかに赤ん坊を抱えて・・・
トウモロコシをとっていた。どなり声。奇声。奴ら、飲んでいやがったんだ。
俺は女房を呼んだが、間に合わなかった。奴らはトウモロコシ畑を踏み荒し・・・
そして、女房と腹の子も。奴らにとっちゃ、俺の女房子供なんて、虫けら
同然だったんだ・・・笑い飛ばして、俺にトウモロコシを投げつけた。
殺してやりたかった。絶対に復讐してやる、女房を殺した奴らに。
まだ一度も太陽の光をあびたことのないあの子を、満月の輝きも
目にしたことのない俺の赤ん坊を殺した、憎い憎い奴らに。
夜、町に忍び込んで、皆殺しにしてやる!」

だがブラックフット時代のジョッシュは、その決心を遂げるほど長くは
生きられなかった。たったその二日後、何と熱病にかかって、この世を
去ったからである。しかし、その憎悪にみちた否定的エネルギーは彼と
ともに生き続け、自己破壊型の復讐心が、いまだに心の中でくすぶっているのだ。

多くのクライアントがそうであるように、ジョッシュも、過去生退行の
あいだにしゃべったことを、すべて覚えていた。そして、セッションが終わると
すぐに、自分の出した質問に対する答えを、自分でみつけたことを悟った。
今や彼は、酒をやめられない原因を理解したのである。

このセッションの二日後、ジョッシュから電話をもらった。
「休職願いをだして、アルコール依存症治療センターに入るつもりなんです。
一から出直しますよ」

「一度でいいからアルコール中毒者更生会に出席しなさい」と、いくら
他人が説得しても拒み続けてきたジョッシュが、アルコールを捨てて、
治療施設に入ろうというのだ。とうとう彼は、成功を勝ち取るチャンスを
つかんだのである。

(省略)
過去生への退行は、非常に重要な治療方法であり、私の経験では、数千人の
クライアントが、ひとつあるいは複数の過去の人生を再現している。
過去生を体験することには、さまざまなメリットがある。例えば、
自分自身をさらによく知ることができたり、罪の意識から脱する手助け
となったり、死の恐怖を和らげたり、希望と自由の感覚をさらに豊かに
することができたり、意識体としての自分を深く理解し、すべての
人間に対する親しみの情を強くすることができるのである。

以上の事例に見られるように、幸せな人生をさまたげる個人的な問題は、
過去の人生を探求することによって改善されたり、あるいは完全に
消滅してしまったりすることが多い。

退行催眠は、過去生で受けたトラウマ(心の傷)の悲惨なしこりが
今回の人生に持ち越されている場合に、そのトラウマを治癒させるための
手段として使われる。退行には、大きな情緒の変化や苦痛をともなう
こともあるが、こうして過去に直面することは、たとえどのような
トラウマが浮かび上がろうとも、必ず価値があるものだ。

ただし、奇跡的な回復は、まれにしか見られない。過去生での傷を
再体験した直後に、異常な恐怖心や心配をすっかり克服してしまう人も、
確かにいる。しかし、通常は、無意識の底に潜んでいた記憶を呼び覚まし、
深く理解することによって、徐々に、否応なく、満足できる人生に
向かって軌道が修正されていくのである。

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