スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

マジックストーム&同時

2017-06-13 19:07:51 | 血統
 4日の安田記念ではサトノアラジンが大レース初制覇を達成しました。母のマジックストームが輸入馬で,日本での基礎繁殖牝馬になります。ファミリーナンバーは日本に古くから残る牝系のひとつである星旗と同じ16-h
                                     
 マジックストームはアメリカ産。競走生活もアメリカで送り,GⅡを1勝しています。
 そのままアメリカで繁殖入りし,2004年に初産駒を誕生させました。2007年にアメリカで産駒を誕生させた後,繁殖牝馬として購入され日本に渡ってきました。このとき当年の種付けは終っていましたので,2008年に日本で誕生した産駒はアメリカで種牡馬生活を送っている馬です。誕生した牡馬は準オープンまでは勝ったものの,オープンでは未勝利のまま引退しています。
 2009年は産駒がなく,2010年にディープインパクトとの間に産まれたのがラキシス。2014年にエリザベス女王杯を勝ち,2015年には大阪杯も制しています。ラキシスはすでに引退し,今年の春に初の産駒を誕生させています。
 翌年もディープインパクトと配合。こちらは牡馬で,この馬がサトノアラジンになります。
 すでに2頭のGⅠ馬の母になっていて,そのうち1頭が牝馬ですから牝系はこれから広がっていくでしょう。また,サトノアラジンは今後も順調なら種牡馬としての需要があるものと思われます。また,やはりディープインパクトの間の産駒である現3歳の牝馬は重賞で2着1回,3着2回の成績を残していて,重賞制覇も期待できます。この馬も無事に競走生活を終えることができれば繁殖牝馬となるでしょう。活躍馬がまだまだ出てきそうですから,着目しておいてよい牝系であると思います。

 平行論の基本原理は,Aという形相的有esse formaleが存在するなら無限知性intellectus infinitus,infinitus intellectusのうちにAが客観的有esse objectivumとして存在していて,逆に無限知性のうちにAが客観的有として存在するならAは無限知性の外に形相的有として存在するということです。そして第二部定理一一系により人間の精神Mentem humanamは神の無限知性の一部partem esse infiniti intellectus Deiなのですから,人間の精神のうちにAの客観的有がある,いい換えればAの十全な観念idea adaequataがあるのであれば,Aは精神の外に形相的有として実在するのです。このために僕たちはAを十全に認識することさえできれば,Aが精神の外に実在するということも知ることができ,なおかつ第二部定理七によって形相的有としてのAとAの十全な観念の原因と結果の連結と秩序Ordo, et connexioが一致するので,Aの観念について知ることができるだけでなく,形相的有としてのAについても知ることができるのです。
 したがってこの原理は,Aの形相的有がAの客観的有に対して先行するものではないということを意味しなければなりませんが,同時に,Aの客観的有はAの形相的有に対して先行しないということも含意しなければなりません。つまりスピノザの哲学は,観念が事物に対して同時であるということは要求しますが,先行するということは要求しません。というよりそれを否定しているといわなければならないでしょう。
 ただし,同時というのは時間的な意味を有するので,その点についてもう少し考えておかなくてはなりません。というのは,たとえば第二部定理七系は,明らかにここでいう事物と観念の同時性を意味していなければならないでしょうが,それは事物が永遠の相species aeternitatisの下に考えられる場合だといえるからです。他面からいえば,事物なりその観念なりが,神の属性attributumに包容される限りにおいてであるといえるからです。厳密にいえば永遠というのは時間tempusを意味することができないので,本来的には同時であるというのはあまり好ましい表現だとはいえません。とはいっても,Aの形相的有が実在するならAの客観的有が実在し,Aの客観的有が実在するならAの形相的有も実在しなければならないという照応関係があるのは間違いないので,それを同時性という限りにおいては同時です。
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