スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

哲学者たちのワンダーランド&アームバンド

2014-09-02 19:16:42 | 哲学
 『デカルト、ホッブズ、スピノザ』のように、スピノザ以外の思想家にも言及している上野修の著作には、『哲学者たちのワンダーランド』があります。
                         
 『デカルト、ホッブズ、スピノザ』が論文集であるのに対し、こちらは書き下ろし。ですから最初から最後まで話が続いています。取り上げられているのは順番にデカルト、スピノザ、ホッブズ、ライプニッツの4人。ただ、ホッブズの最後のところで、スピノザに関する言及が再出現します。
 これには次のような事情があると考えられます。デカルトとスピノザはまず哲学者です。ライプニッツもまあ哲学者と表現するのが最適でしょう。しかしホッブズの思想は、哲学者としての思想というより、政治学者としての思想という面が色濃く出ています。実際、ホッブズの規定は、一般的には哲学者というよりは政治学者でしょう。
 『デカルト、ホッブズ、スピノザ』の方を読んでも分かるのですが、上野は政治論としては、ホッブズのものよりもスピノザの方に高評価を与えています。したがってこちらの著作でも、ホッブズについて言及するときに、政治論を外すという選択はあり得ず、しかしホッブズの政治論について言及するなら、スピノザと比較しないわけにはいかなかったのでしょう。
 ライプニッツについては、上野は修復の哲学者と規定しています。この規定は、部分的には宮廷人という規定に重なり合うだろうと僕は思います。というのは、ライプニッツは宮廷人であったからこそ、デカルトやスピノザ、ホッブズが壊していったものを修復する必要に迫られたともいえるからです。
 ただ、最後の方で上野がいっているように、ライプニッツが修復しなければならないと考えた事柄は、デカルト、スピノザ、ホッブズにとっては、ライプニッツがそう考えたように、修復しなければならないような事柄ではなかったのだし、ライプニッツが危惧したような危険なものでもなかった筈です。この意味において、上野はライプニッツは反動的だったといっていますが、それは確かな判断であるように思います。

 2月12日、水曜日。妹の歯科検診。この日はクリーニングだけでした。
 2月14日、金曜日。妹が作業所を欠勤しました。これは体調の問題ではなく、雪が降ったためです。送っていくのも大変ですし、ひとりで帰ってくるのも大変。妹は以前に雪で滑って転んだことでもあったのか、雪の日に外出することを極度に嫌がります。
 2月15日、土曜日。この日にピアノのレッスンが組まれました。先週の雪で中止にした回の代替です。午後2時からでした。
 2月17日、月曜日。この日からこの月のショートステイ。2泊3日で、磯子区内の施設でした。
 そしてこの日は、僕の内分泌科への通院の日でもありました。中央検査室に待っている患者はありませんでした。なので先に採血。この日から、注射後に巻くアームバンドに変更がありました。それまではブルーのゴム製で、使用後に専用の入れ物に返却していました。返却されたアームバンドは使い回されていたものと推測します。この日からはそれが白い包帯状のものに変わりました。使用後は、各科の受付に備え付けられている専用のごみ箱に捨てることに。つまり使い捨てになったわけです。このアームバンドを巻いてもらい、採尿、注射針の処理と済ませて院内の食堂に。この日はパンをオーダーしたのですが、予期していたより少量でした。これでは低血糖を発症することが必至と思えましたので、少し食べ足しています。
 先に栄養指導でしたので指導室へ。担当されたのは前回のときと同じ管理栄養士でした。このときも食事の記録をつけていき、その内容には問題はないとのことでした。ただし、次回の通院のときにもまた栄養指導を行うことになりました。詳しい検査結果については後で示しますが、この日はHbA1cの結果が悪かったのです。検査の結果はこのときにはすでに出ていて、管理栄養士はそれを知ることができたのです。なのでまた食事の記録を記入する用紙をもらいました。
 HbA1cの悪化については、僕は血糖値を計測していますから、ある程度は予期できていました。それに寒い時期になると血糖値が高くなるのは例年のことで、とくに心配はしていませんでした。

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