スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

兵庫ゴールドトロフィー&第五部定理三九備考

2016-12-28 19:16:40 | 地方競馬
 第16回兵庫ゴールドトロフィー
 ニシケンモノノフがやや外によれるような発馬になり,ノボバカラは少し不利を受けたかもしれません。先手を奪ったのはランドクイーン。ニシケンモノノフが外に並ぶような形で2番手。ノボバカラが単独で3番手。この後ろはラブバレット,グレープブランデー,トウショウセレクトの3頭が併走。内に入ったオヤコダカとドリームコンサートが並んで続き,少し離れてドリームバレンチノ。残る3頭は置かれました。ミドルペースだったのではないでしょうか。
 3コーナー手前で前をいく2頭の外からノボバカラが交わして先頭に。しかしニシケンモノノフがまた巻き返していき,コーナーは2頭が並んで回っていく形。3番手は内からオヤコダカ,ラブバレット,ドリームバレンチノの3頭が併走。直線に入るところでコーナーワークを利したニシケンモノノフが先頭に。ここからノボバカラとの差は開いていきました。大外を回ったドリームバレンチノがよく伸び,ノボバカラを交わして2番手に上がって追い詰めるもニシケンモノノフには届かず,優勝はニシケンモノノフ。クビ差の2着にドリームバレンチノ。ノボバカラは3馬身差で3着。
 優勝したニシケンモノノフは2013年の兵庫ジュニアグランプリ以来となる重賞2勝目。落ち込んでいたわけではなく,オープン特別は勝っていましたし,重賞での入着もありましたから,ノボバカラが勝つかニシケンモノノフが勝つかのどちらかだろうと見立てていました。ノボバカラ相手には分が悪かったのですが,逆転できたのは,相手より前の位置でレースを進めることができたからではないかと思います。来年は6歳になりますが,ダートの短距離路線を牽引していく1頭になるのではないでしょうか。父はメイショウボーラー。曾祖母の半弟に1985年の大阪杯を勝ったステートジャガー
 騎乗した横山典弘騎手と管理している庄野靖志調教師は兵庫ゴールドトロフィー初勝利。

 能動actioであろうと受動passioであろうと,ものが何をなし得るのかは,第一部定理二六にあるように神から必然的に決定されています。よって第五部定理四〇の意味から,あるものAが能動的になし得る事柄が別のものであるBが能動的になし得ることより多いというだけでは,AがBより完全であるとはいい難いと僕は考えます。もしそういうなら,神は完全なものとそれに比して完全でないものを産出するといわなければならず,これは結局のところ神に不完全性を帰すことになると僕は考えるからです。
 これは僕の最終結論です。そしてこのことが,人間的本性が神のうちに優越的にeminenter含まれていることをスピノザが否定する理由になると考えます。ただし,『エチカ』の中には,解し方によってはこの最終結論と反するのではないかと思われる部分が含まれているのも事実です。なので最後に,そうした部分に関して僕がそれをどう理解しているのかということを説明することにします。
                                     
 第五部定理三九備考の第一段落は次のように書かれています。
 「人間身体はきわめて多くのことに有能である。だから人間身体は,きわめてすぐれた精神に関係するような-自己および神について大なる認識を有し,その最大部分あるいは主要部分が永遠であり,したがって死をほとんど恐れないそうした精神に関係するような本性を有しうるものであることは疑いない」。
 スピノザがここでいわんとしていることの主眼は,人間の身体が有能であるほどに人間の精神も有能であるという点にあると僕は解します。いい換えればスピノザは人間の身体をほかの物体と比較しようという意図は有していないものと解します。そして,第二部定理一三にあるように,人間の精神を構成する観念idea, humanam Mentem constitutensの対象は身体です。よって第二部定理七により,人間の身体と精神の秩序と連結ordo, et connexioは同一です。なので身体が有能であるほど精神が有能であるのは,スピノザにとってはきわめて当然の帰結です。ただデカルトをはじめ多くの人は,精神は有能でも身体はそうでないと認識しているので,このようなことを改めていったのだと僕は解します。いわばここでも身体の復権が図られているということです。
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