スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

加古川青流戦&ローンの情報

2016-10-29 19:22:37 | 将棋
 鶴林寺で指された第6回加古川青流戦決勝三番勝負第一局。井出隼平四段と石川優太奨励会三段は公式戦初対局。
 加古川市長による振駒で石川三段の先手。井手四段のノーマル四間飛車。藤井システムでしたがなぜか攻勢をとらず,先手の居飛車穴熊に後手の銀冠になりました。先手が作戦勝ちだったのではないかと思います。ただその後でやり損ねたようで後手も指せる形に。しかし後手も攻め急いだように思われ,混戦となったのではないでしょうか。
                                     
 先手が歩を叩いた局面。後手は7三金寄と逃げました。形を乱されないようにする手ですが,狙いがあったのかもしれません。
 先手は▲4二と。こういう場合は△8一飛と遠くに逃げるのが一般的ですが△6一飛と逃げ▲5二との再度の飛車取りに△6四飛と取りました。ここで▲6八歩と受けるのは仕方ないところでしょう。
 飛車成りが残っていますので△4五歩。先手は▲4四銀と遊んでいた銀を使えました。後手は△6五飛と浮いて△9五香の狙い。ここまで,金が逃げたときに想定していたのかもしれません。
 ここで▲8五歩と受けていますが,この手が必要であるならすでに後手の方がよくなっていると思われますし,先手が勝つためには放置して攻め合うほかなかったのではないかと思います。
 △5六歩と突いたのが堂々たる一手。先手は▲5三銀成としましたが△5七歩成▲2八飛△6七歩成が実現しました。
                                     
 第2図まで進んだところでは後手が抜け出していると思います。
 井手四段が先勝。第二局は明日の午前です。

 普通に考えれば,フラーフは自分が語ったような態度をスピノザがとったから,スピノザに敬服していると言ったのです。つまりそれは自分が敬服する理由を話したのであって,その理由の内容についてはファン・ローンJoanis van Loonも知っていると思っていたと解せます。しかし可能性としていえば,フラーフはローンは知らないだろうけれども破門のときにスピノザはそのような態度をとったのであり,そのゆえに自分はスピノザに敬服するのだと言ったと解することもできます。この話を受けたローンはそのことに大して驚きもせずに,そこまで敬服しているのなら,フラーフはスピノザを保護してくれるだろうと応じているのですから,全体の流れとして可能性は薄いと僕には思えますが,記述しているのがローンである以上,それも完全には排除できないといえます。
 ただし,この場合には条件があります。フラーフが話したのは,破門前後のスピノザのことです。そしてその内容は,スピノザが破門されたということを抜きにしては何を意味するのか判然としない筈です。ですから最低でもフラーフは,スピノザが破門されたということをローンは知っているという前提で話していることになります。そして少なくともローンがそのことを知っていたのは間違いありません。というのは前夜に暗殺未遂の後でスピノザを治療した後,スピノザが身震いした直後のスピノザとローンとの会話の内容から,それが確かめられるからです。
 したがって,ローンは仮にスピノザが破門の前後にどういう行動をしたかは具体的には知らなかったとしても,スピノザが破門されたということは間違いなく知っていました。そしてそれをローンが知っているということは,フラーフだけの前提であったわけではなく,スピノザにとっての前提でもあったと解せます。なぜならその身震いの直後の会話ではスピノザは,自分が襲撃されたことと破門されたことを関連付けて話しているからです。それはローンが自分の破門を知っているから,関連付けて話すことができたとしか考えられません。そしてそれは,ローンの記述によれば,治療後に蒼ざめて身震いしたことへのスピノザ自身の弁明でした。
ジャンル:
文化
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 竜王戦&フラーフの話 | トップ | 天皇賞(秋)&秘匿内容 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

将棋」カテゴリの最新記事