スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典関東オークス&持続の同時性

2017-06-14 20:40:48 | 地方競馬
 第53回関東オークス
 発馬直後に先手を取りにいったのはイントゥゾーン。これを外から鞭を入れてアップトゥユーが交わして逃げました。このために先頭と2番手,2番手と3番手以降がそれぞれ2馬身くらいの間隔に。向正面ではステップオブダンスとアンジュデジールが3番手を併走し,5番手にクイーンマンボ。隊列が決まるとペースが落ち,1周目の直線に入るあたりではアップトゥユーとイントゥゾーンの間隔が1馬身ほどに。その後ろの馬との間隔も短くなり,内を回ったステップオブダンスの外にクイーンマンボが上がってきての3番手併走。アンジュデジールが控えて5番手に。発馬直後は速かったですが,全体的にはスローペース。
 このままの隊列で2周目の向正面を通過するとイントゥゾーンが苦しくなって後退。アップトゥユーの外にクイーンマンボが並び掛け,コーナーの途中で交わして先頭に。アップトゥユーはそのまま後退し,アンジュデジールが2番手に、しかし直線では先に先頭に立ったクイーンマンボを追い上げる余力がなく,一方的に差を広げていったクイーンマンボが4馬身差の圧勝。アンジュデジールが2着。インを回ってアップトゥユーを捌いて直線はアンジュデジールよりも外に出てきたステップオブダンスが3馬身差で3着。
 優勝したクイーンマンボは重賞初勝利。新馬戦は芝で大敗。2戦目からダートに転じて連勝。前走は牡馬相手の重賞で3着。今年はめぼしい実績を残していた馬が不在でしたので,このメンバーなら優勝の可能性が高そうだとみていました。地方競馬の馬場を経験していた分の強みも出たのではないかと思います。着差くらいの能力差があると考えてよいのではないかと思いますが,全体のレースレベルがあまり高くなかったという可能性もありますので,どのくらいまでの活躍が可能であるのかは,今後の走りもみる必要があるのではないでしょうか。距離は長い方がいいのではないかと思います。父はマンハッタンカフェ。母の父はシンボリクリスエス。3代母がキーフライヤー。母の半兄にスズカマンボ
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手と管理している角居勝彦調教師は関東オークス初勝利。

 第二部定理八系では,個物res singularesが神の属性の中に包容されている限りにおいて存在する間はその個物の客観的有esse objectivumも神の無限な観念が存在する限りにおいてのみ存在するといわれています。これは形相的有esse formaleならびに客観的有が永遠の相species aeternitatisの下に考えられる限りで,あるいは永遠の相の下に表現されるexprimuntur限りにおいての場合です。これを同時というならば,形相的有と客観的有の存在の同時性がスピノザの哲学においては要求されている,すなわち,形相的有が客観的有に先行することはないし,客観的有が形相的有に先行するということもないということは,第二部定理七系を参照することによっても明らかですから,この場合の同時性の問題についてはすでに解決されているといえます。
 この系Corollariumでは続けて,個物が時間的に持続するといわれる限りにおいても存在するといわれるようになると,個物の観念もまた持続するといわれる存在を含むようになるといっています。これは個物が永遠の相の下に表現されている場合のことではなく,持続duratioの下に,あるいは時間tempusの下に存在する場合であることは明白でしょう。そしてこの文言は,明らかに形相的有と客観的有の持続の開始の同時性を主張しています。つまりことばの正しい意味において同時性を把握した場合にも,形相的有と客観的有の同時性がスピノザの哲学では要求されているのであり,一方が他方に対して先行することはないと主張されていると解さなければなりません。したがって『スピノザの哲学』でいわれていることは,スピノザの哲学の正しい理解に対しては不備があることになります。スピノザの哲学は客観的有の形相的有に対する同時性は要求しますが,客観的有の形相的有に対する先行は要求しません。むしろそれを否定しています。
 ここで僕がスピノザの哲学の正しい理解に対して不備があるといういい方をするのは,おそらく桂もそのようなことは理解した上で,もっと別の観点から客観的有の先行という主旨に読解することができる記述をしているかもしれないと思うからです。実際は,ある意味においてならそういういい方が可能だと僕は認めます。ですがそのことの前に,同時性をもう少し探求します。
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