スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

GHCタッグ&同一個体の問題

2007-05-26 22:37:50 | NOAH
 パートナーに杉浦選手を選んだ高山選手は予定通りに4月28日の日本武道館大会で,チャンピオンチームである秋山選手と力皇選手に挑戦しました。
 この試合も広島の試合と同様に杉浦選手が奮闘。広島で秋山選手を葬った連携攻撃までたどり着いたのですが,この日は秋山選手のパートナーが力皇選手。広島のときは潮崎選手が場外でダウンしてしまったので秋山選手が完全に孤立してしまったのですが,今回はそれがなく,危ないところではきっちり助けに入って秋山選手を救いました。逆に試合時間がさらに経過していくにつれ,高山選手のスタミナ切れがやや目立ち始め,徐々に杉浦選手の方が孤立。高山選手も完全にダウンしたというわけでもなく,何度か懸命のカットプレーを見せましたが,最後は場外で秋山選手に捕まっている間に,リング中央で力皇選手の強烈な無双が杉浦選手に炸裂。王者組が初防衛に成功となりました。
 この日は残念な結果でしたが,杉浦選手もいずれはヘビー級のベルトに手が届くのではないかと思いました。個人的にはこの日に行われた試合の中では,これが最もいい試合であったと感じています。なお,王者組は今シリーズからNOAH参戦を果たしているディーロ・ブラウン,ブキャナン組と,来月の8日の横浜大会で2度目の防衛戦を行うことが決定しています。

 明日は東京優駿(日本ダービー)。ここはフサイチホウオー◎を上位に考え,ヴィクトリー○との争いでしょうか。アドマイヤオーラ△,ヒラボクロイヤル△も有力ですが,配当面からはナムラマース△を買ってみたいです。

 岸和田記念は決勝。並びですが,佐藤-岡部の北日本で,紫原はこちらを追走。浦山-石毛の東日本で,志智-浜口の中部はここから組み立てるようです。あと,高木-島田の熊本。ここは再度,佐藤選手◎と岡部選手○で,志智選手▲と浜口選手を絡めて。

 第二部定理一七系証明同一個体を持ち出すと,次のような問題が発生するおそれはあります。この同一個体の論理は第二部定理七から生じるのですが,この定理七でいわれている観念が,明らかに十全な観念を意味するのに対し,定理一七系で生じる人間の精神による外部の物体の知覚の観念は混乱した観念であるから,この証明は適当でないということです。
 しかしこれは,第二部定理一一系の意味と,第二部定理七系の意味に注目すれば,解消できるというのが僕の考えです。確かに人間の精神による事物の知覚は混乱した観念ですが,これはこの(十全な)観念が,この人間の精神の本性を構成する限りでの神のうちにあるのではなく,この人間の精神の本性を構成するとともに,ほかのものの観念を有する限りで神のうちにあるということであって,この観念が,この人間の身体の中に生じる運動と同一個体であると考えることができると思うからです。したがって,この人間の身体に,この運動が生じるたびごとに,神のうちにはこの観念が生じることになります。定理一一系の意味は,これが人間の精神が事物を混乱して認識するということなのですから,要するに,人間の身体のうちにこの運動が生じる場合には,この人間の精神はある外部の物体について,それが現実的に存在すると知覚する,すなわち,その外部の物体の現実的存在についての混乱した観念を有するということになると思います。よって,僕は僕の証明は十分に成立していると考えます。
コメント
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