Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

5月23日(月)のつぶやき

2016-05-24 01:13:47 | Weblog

私の大好きなエドワード・ヤン監督の映画『ヤンヤン 夏の思い出』を見返していたら、いろいろと発見があった。時空を超えてパラレルに進行する生と死を描く豊穣な世界観が素晴らしく、そこに手塚治虫の影響が感じられた。またこの映画に登場する小さな奇跡は、きっとトリアーに影響を与えたと思う。

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この映画の原題『Yi Yi A One and a Two』は、『一つと一つで二つ』くらいの意味で、テーマは身近な他者をめぐるめく世界だと思う。1と1ではなく、1と1が一つになって2になることの重要性を表現したものだと私は理解した。


主人公の父NJは若い頃、恋人だった音楽家の女性を、生活の不安から振ってしまう。しかしその女性が突然現れ、よりを戻したいと迫って来る。エドワード・ヤンの映画は音楽のセンスと使い方が素晴らしいのだけれど、このサントラは、音楽家であるヤンの妻が作曲したものだと知って、妙に合点が行った。


日台合作映画『ヤンヤン 夏の思い出』には日本人スタッフが多く関わっているのだけれど、その中でも特に、初めて見た時からとても印象的だった、ホテルオークラでのイッセイ尾形の演技が冴えていた。でも、もうあのホテルは映画の中にしか存在しないのかと思うと、とても残念な気分だ。


優れた作品って、その全てがどこかしら作家の自画像になっているのだと思う。

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模倣犯のことを英語でコピーキャットと呼ぶけれど、コピーにはキャットの語感が、さらにキャットには犯罪の語感が含まれている印象がある。クリス・マルケルが死んだら新しいものに取り替えて飼い続けたエジプト猫ギヨームもそうだけれど、なぜ犬に比べると猫はコピーという形容詞がしっくり来るのか?


米国防長官「日本の司法で裁きを」 中谷防衛相に伝達 | 沖縄タイムス+プラス okinawatimes.co.jp/article.php?id… @theokinawatimesさんから


焔肩仏。肩から炎を吹き出す仏像。ヘレニズムの仏像の特徴。ゾロアスター教の影響。 pic.twitter.com/UkgQp7E83v

Shinya Watanabe 渡辺真也さんがリツイート | 5 RT

私はひとりで坐っているのが好きなのです。つまり、そういうひとりでいる瞬間を、できるだけ豊かにするために、ほうぼうを歩き回るのです。歩いて回るのは、つまりはもとへ戻って、またそこにゆっくり坐るためなのです。

Shinya Watanabe 渡辺真也さんがリツイート | 5 RT


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