試写会TOHOシネマズくずはモールにて。
ネタバレしないように書くと
”夢だけど夢じゃない”し
♪こ~ど~ものときにぃ~だけ~あなたにおとずれるぅ~~~
不思議な出会いぃ~~♪・・・なんだもん。(おいおい)
んでね、マーニーと出会って目の前がぱぁっと明るくなればいいのだけれども
Twitterではやたら「百合メーション」という単語が並ぶ。
それもどうかと思うけどね・・・
特にプリシラ・アーンの主題歌は「歌詞の意味がわかっていなければ」
とても心地いい声でやさしい歌で
私は予告でこの歌を聴くのがとっても好きだった。
でも、杏奈が「自分嫌い」を克服して普通に笑えるようになったのに、
エンドでこの歌詞ってどうなんだって・・・・なんか破綻してるな~と思ってしまったのである・・・。
Fine On The Outside「思い出のマーニー」主題歌プリシラ・アーン by G-Tools |
隣にすわってたひとはめっちゃ鼻すすってたから
感動した~泣いた~ってひとがもちろんいて、つぶやきやコメントにもそれはでてる。
でも・・・置いてかれたな~。私にはやっぱり合わなかった・・・。
この程度で友達になれるかな、裏切ったって怒ってて簡単に許しちゃうかなって
そのへんは「12歳の子供」の心境に自分が戻らなきゃ理解できなかったかもしれないけど
も少しマーニーと杏奈の間にもっと楽しい出来事や心のやりとりがほしかったな~って。
今までだったら、たとえばトトロのさつきちゃんみたくいつも元気でしっかりしてて、
実はものすごく我慢してるんだろうけど、何があっても顔にださなくて、でも、
やっぱ子供だから限界こえちゃうとわ~~っと泣いちゃう、
・・・今までそういうヒロインだったはずなのに、
ず~~っと暗い。(わわわわわ)
大人しいかと思えば暴言も吐く。
育ての親の愛情を一度疑ってしまったらもう心完全にシャットアウト。
全部悪いように悪いようにとっちゃうし、そもそもそんな自分が嫌いだし・・・。
裏を返せば「お母さん」ってもんがこのくらいの子供にとってどれくらい大きな存在なのか
それはめっちゃ伝わってきましたね。そこがぐらつくとほんと
こんなふうに不安定になっちゃうしストレスが原因の病気にまでなっちゃうんですね・・・。
現実には杏奈ちゃんみたいな子供はいくらでもいるのかもしれませんが
ジブリでこういう女の子がでてきたのは初めてだったんじゃないでしょうか・・・。
新しいジブリの試行錯誤はまだ続いてるのかもしれない。
既視感だの二番煎じだのはファンほどうるさいし、全然変わると「え~~」ってことになる。
コビトっていうモチーフ自体は大好きだったからアリエッティの時は
結末はともかく楽しめたのだけど(おいおい)
マーニーに関しては、
ええ話なんだけども苦悩の末にたどりついた優等生の回答(わわわわわ)で
”「岩波」少年文庫”の古さ、硬さなんかもあいまって私はちょっとな~・・・でした。
水を差すような感想で申し訳ない。m(_ _)m
今日見終わってすぐの感想はこんな形になってしまいましたが、
見た方と意見交換してるうちに目からウロコがきっとあるかと思います。
そのあたり、いっぱいレビューが見たいと思います。ホントごめんなさい・・・。
PS:絵も声優も全然文句なし。んで子供に見て感じてほしい良作。
・・・でも物足りない。もうこの辺は好みの問題だけなのでなんとも。
あ、北海道が出てくると大泉洋が絡んでくるんですが
今回は、TEAM NACS全員でてたらしいですね・・・わからんかった~~~・゜・(ノД`)・゜・
杏奈が頬を赤く染め過ぎです。
ただ、あくまで匂わせているだけであって、
そこまで本格的ではなかった感じでしょうか。
ジブリ作品なだけに、百合は描けませんよね…。
作品は少女のひと夏の不思議な体験…
そこに成長物語を絡めていたように思います。
ただ、別にジブリ作品でなくても良かったのでは?とも思ったり。
ともあれ、今作がヒット作となるのか…
これからのジブリの命運がかかっているのかもしれません。
表面だけで百合とか言われたくはないですね~。
実際美しい物語でしたので。
アナ雪、マレフィセントと王子様不在の物語が続いて
なんだかね、「真実の愛は女性同士にしか存在しない」みたく
昨今話がそっちへそっちへ行ってる気がします。(わわわわわ)
Twitterで墓参りに行ってこよって思わず書きましたが
一人やと思っててもひとりじゃない、
どんな子供もみな愛されてるんだよって
本人が気づいてくれたら世界はきっと変わる、
見守ってくれるひとがいっぱいいるんだっていう
ええ話なんですよ。
・・・ただNHKやら教科書やらで使われそうな
正統派の小説(わわわわわ)なので
個人的にはやっぱワクワクドキドキなものが
また見たいと思っちゃいました。けっして作品否定でも
駄作やというたわけでもありません・・・m(_ _)m
顔を赤らめてるところも、友達とも線を引く子だったから、人と接するのに恥ずかしさがあったのかなと思いました。
これまでのような元気で明るくて、立ち向かってくようなヒロインではなかったけど、思春期に感じる等身大の女の子みたいで、アナ雪じゃないけどありのままの自分でもいいってことかなと思ったり。
印象派的なぼや~っとしたところがちょっと物足りなく思えるのかもしれないですね。ヒットするかと言えば難しいかもしれないですね。
やっぱりワクドキな作品の方が夢があって楽しめるって気がします。
迷える杏奈の前にマーニーがでてきたことで
杏奈が心の問題を乗り越える・・・ってことなんですが
マーニー自体がかなり寂しい少女時代を送ってたわけで
杏奈と触れ合うことができて
マーニーも救われたんじゃないでしょうかね。
夏休み中は公開してるはずだからものすごくタイムリーな
怪談モノのジブリとも言えたりして(わわわわわ)
・・・なぜスピリチュアルといえないんだ、私。(^_^;)
鑑賞予定のときにも書いたのですが
私はどうもトトロやラピュタのころのジブリから抜けられない。
その色眼鏡がとれないとダメなんだろうな~・・・。
逆になんで共感できないんだろう、泣けないんだろうって
悩んじゃいました・・・。
PS: 洋館に越してきたメガネの女の子が
「なんかメイちゃんが大きくなってメガネかけたらこんな感じかな」ってぼーっと眺めてました。
ですから心理描写にも深みがない。
その辺りが米林監督と西村Pの実力不足かと思いましたよ。
アリエッティの時も
コビトに出会えてうれしいはずなのに
きみたちは滅び行く運命なんだとか主人公に言わせるし
う~んてのはあったんですが。
どうして”裏切った”の~?も言い過ぎなら
”許してあげる~”もおかしいやろ~って
そのあたりからついていけなくなってたりして
案外しょうもないとこでいちいちひっかかったのも
いけなかったのですが。(^_^;)
セリフとしてしゃべらせなくても表情やしぐさで
じゅうぶん説明できるはずなんですけどね~。
・・・そのわりにはネタばらしの部分は
めっちゃしゃべってておいおいって・・・(^_^;)
どこでなんだろうってその人ばっかり気にしちゃいました(笑)
う~ん、贅沢な話なんですが
トトロやラピュタ、ナウシカを超えるものは
そう簡単に作れないし、
自分がジブリに望む映画がこの路線である以上
多分何が来ても物足りないと感じてしまうんだと思います。
それは作品のせいではなくて好みの問題で。
昨年、「夢と狂気の王国」でジブリドキュメンタリーな映画を見たときにジブリの落日を確実に感じてしまって
んでドワンゴ⇒角川と合併(いや吸収されてしまうんだろうな)にアニメーターの解雇、
確実に終わりに向かってるんですよね・・・。
宮崎吾朗はこのドキュメントのなかでも
すんごく印象悪かったし
ここから先、ジブリで長編映画を期待するのは
やっぱり無理なのかな~と・・・。
映画の感想からは離れてもうしわけないですが
いろいろ残念です・・・・・。どんなものにも終わりはくるのでしょうけどね・・・。
で・・・というキーワードの組み合わせの違和感で、何のイ
ベントもなく、すぐ仲良くなってしまうくだりは解せませんでしたねー。
3つの質問をするなら、普通「あんたなに人?」「あんた幽霊?」「私とどういう関係?」
などを訊くでしょうにぃ~~。
ま、それ訊いたらお話終わっちゃいますけどwww
アハハハハ、いちいちごもっともって思っちゃいました。(;´∀`)
ジブリなんだから、このキーアイテムでファンタジーつくれまっしゃろという。(つまりは私にしたらファンタジーじゃなかったんですわ、これ)
廃墟に金髪の幽霊ってもっと別のドキドキ”わくわく”があってもいいのにって。
とにかく・・・暗っ!で片付けてしまった、その固定観念を外せなかったことが楽しめなかった要因ですね。゜(゜´Д`゜)゜