ペパーミントの魔術師

不定期更新ですが「マイ」ペースで書いてます(^-^)/
なお、思いっきり大阪弁です(^_^;)

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大人が感動するアニメなんだろな~。~「風立ちぬ」~

2013-07-21 00:17:14 | 映画


ジブリが夏休みにぶつけてくる大作は
子どもがみてワクワクドキドキなものだという固定観念は
どっかで捨てなきゃいけない。
ファンタジーばっかじゃないジブリの底力も見たような気がするし
これから何処へ行くのかを模索してるようにも見えた、そういう作品。
でも、ファンタジー要素が全くないのかといえばそんなこともなくて
それが、夢の世界でカプローニと語り合うシーンかな。

ただ、パンフにもあったのは
今見ても子どもたちにはなんのことだかわからないかもしれないけど
わからないものに出会うことが必要で
それがいつの日にかわかればいいんだと・・・・・。
実際ポニョの時よかロケットスタートだったようで
ものすごく人は入ってるようだけど
レビューは賛否両論。ま、これはいつものことで
それだけジブリに対する思いがそれぞれのひとにあるんでしょうね。

震災、恐慌、戦争、
モノのなかった時代、貧しい人がいる反面で
戦争の道具を開発するためならば、お金を使うという矛盾した当時の日本で、
「美しい飛行機」を作ることに情熱を燃やしたひとりの男の話。

・・・ただ、そうやって出来上がったものは
零戦となって、それに乗って飛び立った若者たちは誰も帰ってこなかった・・・。

ハッピーエンドの話ではないです。
でも、「自分の夢を形にする」ってのはすごいことで
おそらくはそのひたむきさを描きたかったのでしょうね。


飛行機の制作過程をアニメでそんなに詳しく語るわけではないので
マニアのひとにはその程度かよになってしまうし
そこに興味のないひとには菜穂子がでてくるまでは若干退屈かもしんない(わわわわわ)

堀越二郎と菜穂子の夫婦生活は地味だったとは思うけど
それでもその時間の一瞬一瞬を大切に「生きてる」
そのことに感動できる映画だったかと思います。

この映画を見に行く前に「笑ってコラえて」でジブリ特集をやってて
カストルプ役のスティーブン・アルパートさんがあまりに音痴で
頭抱えてたけど、やっぱり音痴だったな~・・・(^^;
そうそう、この特集のなかで
予告で少年時代の二郎が飛ばしてる飛行機が動き出すとこの音を、
ホントに人の声を機械でいじって重ねて録ってるのみたんで
改めてスクリーンできいたら感動してもた。あ~声だとわかるけど違和感がない。素朴な感じ?(^-^)

ユーミンの「ひこうき雲」を宮崎監督と鈴木プロデューサーがどこで聞いてたかはわからないけど
びっくりするくらい映画とマッチしていた。魔女宅で一度組んでるとはいえ
これだけこの映画にピタッとハマる歌もなかっただろうな。すごいセンスだ・・・

色彩設定の保田道世さんは、一度引退したのにこの映画に駆り出された。
色だけでその人物の感情までも表してしまうという絶対の信頼があってね。
もっともそれは特集番組で説明されてはじめて納得というもので素人にはあははははですが。

さっき書いた音痴のアルパートさん。
ジブリとディズニーの架け橋になってくれたひとで
世界に配信されてストーリーがいじられたりあちこち書き換えられたりしたナウシカを
取り戻してくれた恩人なんだそうな。ジブリは退社してしまったけど
今回この映画に参加してほしくて彼そっくりのキャラを配置し吹き替えに呼んだとかで。(^^;
でも実はほぅ~と思うセリフをいくつも言うてる。さりげなくね。

庵野監督はナウシカの巨神兵のシーンの作画担当だったらしいね。
この映画、そうやって今までジブリ作品に携わった人を意図的に集めて作ってるとも言える。
いつまでも宮崎監督が作り続けられるわけではないし、
今回はゆかりのある人に支えられて出来た作品なんじゃないのかな。

この作品て実は二郎と監督そのものが微妙にかぶってて
もしかしたら監督はある道筋みたいなものをこの作品でつくって一区切りつけたかもなって。
ジブリ作品の方向が変わってく、この先宮崎監督そのものが関わらなかったとしても
ジブリはまだまだ安泰なんだろなって、変な安心感ももっちゃったりしてね。

アニメは子供だけのもんじゃない、
シニアの夫婦が一緒に見に行って涙する作品をつくってもいいじゃん。
そういうひとたちのための
アニメがあってもいいんじゃないかな。

PS:橋をくぐって飛行機が飛んでいく冒頭のシーン、
白い雲のゼロ戦がたくさん流れていくシーン、
ま~飛行機の話だからかもしれませんが「紅の豚」を思い出すような映像に
ちょっとニマニマしてました。

庵野さんの吹き替えはばっちりあってるとこもあるんだけど
ホントにこんなに感情の起伏のない喋り方でよかったんかいなっていうのがあって
個人的にはきつかったな~・・・(わわわわわ)










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10 コメント

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Unknown (にゃんこ)
2013-07-21 01:50:01
こんばんは
ジブリのTVの特集は観てなかったので、今日は
観終わってから立ち寄った馴染みのお店の方に
言われて飛行機の音が人の声だったと知りました(笑)
庵野さんの声、後半では許せるシチュエーションも
ありましたけど、許容できるまでに結構きついものが
ありましたわ^^;;;
でも、この作品の展開は猫は好きでございます。
まぁ、大人だから?(爆)
庵野さ~~~ん。(^^; (Ageha)
2013-07-21 02:05:46
にゃんこさん、どうも。

宮崎監督は
「庵野が、現代で一番傷つきながら生きてる感じをもっていて、
それが声にでているとおもったんです」って
パンフでは庵野さん抜擢の理由を語ってましたけど

・・・・・にしても、
演技ができるわけじゃないし、
演技してもそれを監督が納得する訳もなく
じゃあこんなとき自分ならどう思うのかを
声にのせるしかなく・・・
私もどうにか慣れていきましたけど
最初はもう・・(わわわわわ)

ホント申し訳ないけど
庵野監督にはエヴァに専念してほしいのに宮崎監督も
酷なひとやわ~~~~(><)
こんにちは (たいむ)
2013-07-21 16:52:51
私もたまたま「笑ってコラえて」の特番みてました。
あれを見てると見ていないと出受け取り方違ってきそうですよね。
良かった良くなかったような・・・

ヱヴァがこれで遅れてしまうのもイヤですね~~
優秀なアニメーターさんに召集が掛ったようですし。
大御所作品とはそんなものなのかもしれませんが。

つながり。 (Ageha)
2013-07-22 13:30:13
たいむさん、どうも。

ま~でもあの特番を見てるからこその
わかる話もあってそれはそれでありかと。
ホントは予備知識のないまっさらの状態で
映画みて感じたものが正解だと思うんですけど。
ほとんどのひとがそのはずなので・・・。

ね~、
エヴァファンとしてはもうそっちのほうが
勘弁してくれよってな話で。
もったいぶって遅くなって
飢餓感あおるなっての。
確かに待たせた分だけのものは絶対
作ってくれるっていう信頼感はあるんだけどね~・・・。
庵野さんキツかった (ジョニーA)
2013-07-29 00:33:24
ちょっと、声優庵野は、個人的にはノイズでしか
ありませんでしたねーーーー。脇役の方々が
素晴らしい演技でフォローしてくれたので、何と
か助かってるという印象~。
今考えれば『となりのトトロ』の糸井重里さんなん
て、味があってメッチャうまい素人さんでしたワー
声優・・・ (Ageha)
2013-07-29 05:01:51
ジョニーAさん、どうも。

どういう基準でわっざわざその人を抜擢するのか
今だに謎なんですよね。
今回の「風たちぬ」だけやなくて
過去にも
申し訳ないがあれはひどくない?ってのが多々あって。
なんでそこはええんやろって・・・。
なぜそのひとの声を選んだんだろうって・・・。

庵野さんの声は
20代はち~と無理があるが
聞いてるうちに慣れてきたというひともいるし
ああいう喋り方の人だったと思えばありだというひとも
素朴でいいじゃんってひとも。
・・・・・ま~、見た人の主観なんですが。
Unknown (しんちゃん)
2013-07-29 18:25:29
 糸井重里のほうが良かったかも(爆)

 30年以上の月日を描いているはずなのに、そんなふうに感じなかったなぁ。。。もう少し少年時代や青年時代を描いても良かったかも。

 観客にもやもや感が残る映画だったけど、それが狙いだった気もします。

 やっぱ、実話ベースは色んな意味で制約を受けるので見てる方も辛かったかもなぁ。
Unknown (Ageha)
2013-08-01 12:06:56
しんちゃん、どうも。

毎回思うのね、声優どうしてこのひとなんだよ~って。
ひとりやふたり棒読みが必ずいて
そこは気にならへんの?って。

個人的にはとにもかくにも
エヴァに専念しろゴルァ~~って思ってました。(^^;
だから余計になんで引き受けたんだよ~って。(爆)

30年以上の月日が流れても
二郎の外見がそんなに変わらなかったっていう
絵の問題とそれから声の問題と。(わわわわわ)
ピンクのスーツだしね。(^^;

ただ、シニアの夫婦が見て
いい映画だったねっていう作品、
それもアニメでこういうのがでてきたのは
ええんちゃいますか?
夏はとくにどっかんどっかんの派手なんが多いし(^^;

Unknown (GAKU)
2013-08-15 21:54:34
latifaさん、こんばんは。
これまでジブリ作品にかかわったいろんな人を集めてるってのは知りませんでした。アルパートさんの音痴のTV番組は見てて知ってましたが。最後にはワインまであけてアフレコしてましたねー。もうなんでもええんかいとww

人の声を音に変えて使う手法は実験的でも効果は出ていたと思います。震災のときの音とか『AKIRA』を思い出してしまいました。まぁあれば芸能山城組の音作りが特殊だったせいですが(マニアック!)

そんな実験的なことをして安穏とした映画作りをしないのはカプローニの言葉どおり、宮崎監督の頭にも「風はまだ吹いているか?」という問いかけが今もまだ聞こえているのかな、なんて思ったり。個人的には夢を語るこの作品、とても好みでした。
Unknown (Ageha)
2013-08-27 14:36:30
GAKUさん、お返事おそくなってどうも。

あちゃ~ひどいわっていいながら
私は絶対変えませんよって頑固さもこだわりもなかなか。
ただ、その部分が
特番を見てない観客に伝わるかな~ってのはありますけどね。

庵野さんのアフレコにしても
選んだ理由はコメでも書きましたが
昨日たまたまNHKかなんかの特番でみてて
「庵野でやってみる?」
「じゃあオーディションしましょか?」で
宮さんからのオファーは断れないって出てきた監督が
絵に合わせてセリフ1、2回読んだだけで
きゃ~びっくりで、求めていた声だったんだそうな。

今回は鈴木さんが太っ腹で
宮崎駿が作りたいものを自由に作らせてあげたんじゃないかな。・・・って思います。
風が吹いているうちにどれだけ
人の心に残せるものが作れるのかを挑戦しつつも、
宮崎駿は宮崎駿で
頭にある世界を誰かなんと言おうと貫くだろうし
この二人が今の力をもってやっとできた作品でもあるし
それはトトロやナウシカが好きなひとらの好みは
裏切るかもしれないけど
今作りたいものが
またジブリの新しい一面をだしていく
・・・それでいいんだって今は思います。

また長くなった。私もムキになって語りました。(^^;

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