ペパーミントの魔術師

不定期更新ですが「マイ」ペースで書いてます(^-^)/
なお、思いっきり大阪弁です(^_^;)

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言葉の海を渡るひとたち。~「舟を編む」~

2013-04-10 14:52:03 | 映画
4月9日。試写会、高槻アレックスシネマにて。


おトラさん、かわいい~。(そこ?)

なんだかすっかり本屋大賞作品映画化の常連になっちゃいましたね~。宮崎あおいちゃん。
しかも最近やたら妻役多し。


余談のたたみかけになりますが、料理がめっちゃええ感じやなって思ってたら
やっぱり「かもめ食堂」のフードコーディネーター 飯島奈美さんが1枚かんでた。
あおいちゃんが劇中出す料理がめっちゃおいしそうでした。
お雑煮ひとつとっても。(^-^)


オダジョー扮する西岡に
「戦国武将かよっ!」ってツッコまれてた恋文。
これなかなかナイスでした。
西岡も言うてましたが、インパクト大で
でも達筆すぎて読めない。
受け取った相手が自分のことを思ってくれるのであれば
何が何でも書かれてる内容を知りたがる。
相手の気持ち確かめる方法としてもビンゴだったようですね。(^-^)

真面目だけれど、人とうまくコミュニケーションが取れずに悩んでた馬締(マジメ)くんが
営業ではさっぱりだったけど、
辞書編集部に配属されたことによって
持てる才能も開花して、人ともどんどん関わっていけるようになっていく。
何より自分の人生賭けられる仕事にめぐり合えたことで
どんどん変わってくんです。これが見ててホント気持ちよかった。


風変わりなメンバーの中にあって
一番チャラい西岡が一番普通のひとにみえる不思議。(^^;
で、彼もマジメくんと関わるなかで
本気で辞書作りに動き始める。久々いい顔したオダジョーをみれたのがうれしかったな。

言葉を知るということは人を知るということ。
15年の歳月をかけてたくさんの人のちからを借りて
1冊の辞書が出来上がってく過程は気の遠くなるような話。
映画を見たひとは多分、家帰って、あるいは本屋で
辞書を手にとって思いを馳せるんじゃないかな。

映画の話からは少しそれるかもしれませんが
自分の天職・・・みつけられたらそれはとっても幸せなことですね。
その仕事に携わってるひとにしかその魅力も大変さも理解されないかもしれませんが
それでも、そういう仕事にめぐり合えたらとっても幸せだと思います。
マジメくんは確かに最初客観的にみて変人でした。(おいおい)
それでも、つたなくても、
自分をなんとかして伝えようと働きかけていった結果、
辞書作りへの熱意が人を変え、人を動かし、
仲間が増えてってみんなでひとつのことを成し終えたとき、
気がついたら立派なオトコになってたという、
この映画は彼の成長日記でもあります。

こんなにも時間と手間と労力がかかっても
できたそばから
言葉はまた生まれ、消え、その言葉の意味すらも変わっていく。
それでも辞書をつくるひとたちは
言葉を拾い集めては人と人との心をつなぐ橋渡しをする。
永遠に。
めちゃくちゃ大変やのに、とっても地味で
根気と熱意がないと到底やってられへん作業を今日もどこかで続けてる。
どうかすると自分の命が尽きるまでに完成できるかどうかもわからんものを。

本屋でバイトしてたことがあったから
売れる売れない、流行ってる流行ってない、
あるいは、これはうちのコンセプトとちゃうとかいうて
売る立場で並べ替えたり返本しちゃったりってやってたから
作ってるひとの苦労だとか営業で頭下げてる人の苦労だとか
今更ながらそんなことを改めて感じた作品でもありました。
何かを作り出すってことは簡単なことちゃうねんてっていう当たり前のことを。(^^;

PS:あなたは「右」ということばをどうやって説明しますか?
劇中、加藤剛さんがつけた解釈はなかなかでしたよ☆
案外、簡単なものほど改めて言われると説明しにくいですね。

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14 コメント

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こんばんは。 (えい)
2013-04-11 21:38:08
ご無沙汰しています。

この映画、猫のトラさんが出てきたことで、
ぐっと身近に感じました。
なんて、冗談(半分)はさておき、
魅力的な映画でした。
キャスティングもよかったですね。
新井浩文いわく「松田龍平のベスト!」だそうです。
オダギリジョーもこれまでにない“普通の”役だし、
宮崎あおいの出し方なんて、
一瞬、幻想かと思っちゃいました。
石井裕也監督の演出も落ち着いていて…
今年の上位に食い込んでくること間違いのない映画だと思いました。
地味めだけど満足でした~(^-^)/ (Ageha)
2013-04-11 23:24:24
えいさん、おひさです~。どうも。

トラさんナイスでしょ?キューピッドにもなってくれたし(^-^)

松田龍平はこのあと「探偵はBARにいる2」も控えてるし
楽しみです。
爽やかなチャラ男を演じたオダギリジョーに
ちょっと胸キュンでした。(^^;
宮崎あおいちゃんの使い方というか演技が意外と控えめで、でもそれがとてもよかった気がします。
加藤剛さんとか脇を固めるひとが
うまく作品を締めていてそれもいい感じでした☆
下手すりゃおもた~いプロジェクトXになるところを
くすっと笑えるシーンをはさむことで
人と人とのふれあいのあったかさがでてた作品でした。

こんにちはw (たいむ)
2013-04-15 17:19:11
ふふふ、私も意外に辞書作るの向いてるかも。ただし、飽きっぽいところもあるからだましだまし?(爆)

確かに辞書ってそうそう売れないんだろうなぁって思うのだけど、かといってどこも作るのを止めてしまったら困るんですよね。
どこの出版社であれ、同じような苦労をされている方々が必ずいるわけで、敬意を表したくなりました。

松本先生は、最初っから死亡フラグだなぁ~と思っていたけれど、思った以上に長生きで(笑)
けれど、あの説得力が必要だったし、せめてゲラだけでも見せてあげたかったものですw
間に合ってほしかったね~(;_;) (Ageha)
2013-04-16 00:13:29
たいむさん、どうも。

辞書ができるまでにあれだけの時間が経ってしまったら
作ってるひとがいちばん、
その流行り廃りも今ここに載せられない苛立ちも抱えながら
それでもただひたすら頑張ってて。
ほんと頭がさがります。
少しでもそういうひとたちにスポットがあたって
よかったなっていう映画でもありました。

加藤剛がやってた松本さんは
この映画を
コメディでもプロジェクトXでもなく
いいあんばいでこの作品をまとめるキーパーソンだったような気がします。
こんにちわ (にゃむばなな)
2013-04-17 16:17:42
大岡越前先生がファストフードを食べる姿は、トラさんと同じくらい可愛らしく見えたこの作品。いや~本当にいい映画でした。

そうそう、右の説明って難しいですよね。
安い辞書あら「左でない方」とか書いてますからね。
大岡越前(^^; (Ageha)
2013-04-17 17:34:13
にゃむばななさん、どうも。


ま~ああいうもんを食べるようなキャラではないのでしょうけど、
あの探究心はすごい。
んでしっかり時代についていけてる。
いや、最先端を歩いてるんでしょうね。ああやって。(^-^)

辞書が出来上がる頃にはもう
その言葉が死語になってたとしても
作る側のひとたちは今を生きることばを
毎日毎日拾い集めては、
だれにでもわかるような解釈をつけていく。
いやホントすごい仕事だと思いました。(^-^)/
キャスティング鑑賞でしたが・・ (メビウス)
2013-04-17 20:28:51
Agehaさんこんばんわ♪TB有難うございました。

自分の知らない辞書作り行程を垣間見ることの出来た作品でありましたし、馬締の15年の成長物語もユーモアを交えて描かれていたので、地味なれどかなり見応えがあった作品だったと思いますねっ^^
原作未読なので最初はまた妻役に扮してた宮崎あおい目当ての鑑賞にもなってたんですけど、観終わって一番印象に残ったのはオダギリジョーが演じてた西岡になっちゃってましたw確かにチャらいけど憎めないんですよねぇこれがまた。達筆ラブレターのツッコミは自分もかなり笑えました。
Unknown (Ageha)
2013-04-18 14:18:57
メビウスさん、どうも。

あおいちゃんのキャラ設定意外と地味でしたね~。
馬締くんの奮闘ぶりをクスクス笑いながら
ガンバレ~って応援しつつも
結局一番キラッとしてておおっとおもったのは
オダギリジョーだったりしました。(コラ)
久しぶりにいい役だったなって。
とらさん~ (cyaz)
2013-04-18 17:41:03
Agehaさん、こんにちは^^

なかなか見応えのあるいい映画でした!
脇がしっかりしていると、主演の二人も
上手く見えてきたりして(笑)
左右の定義は
「アナログ時計に向かって、7 から 11 までの文字盤がある方向を左、
1 から 5 までの文字盤がある方向を右という。」
そうです^^
by とらさん、ニャ~(↑ウィキペディアより)
Unknown (Ageha)
2013-04-18 22:47:51
cyazさん、どうも。

当たり前のことかもしれないんだけど
主役が輝くために
脇がしっかり支えてる・・・それをほんとに感じる
作品でもありましたね。(^-^)

でもやっぱ個人的には
加藤剛よかオダジョーだじょ~(なんだよそれ)
チャラいのに爽やかでええひとで
久々にいい演技だったとおもうよ~~~☆
マジメ演技 (ジョニーA)
2013-04-30 22:46:03
マジメくんの演技は実にリアリティがあった!
きっと龍平くんは、何人もの変人を観察して、
その「行動用例集」みたいのを創ってたに違
いないっ!イヤ、マジでマジで。お父さんも
こと演技に関してはマジメ~な人でしたカラネー
Unknown (Ageha)
2013-05-02 18:38:02
ジョニーAさん、どうも。

松田龍平、翔太兄弟は
顔も雰囲気も似てるし、ふたりともお父さんの面影をのこしてるのに
潰し合うこともなく、ふたりとも第一線で活躍してるってのがすごいですね。
コメディもワルも正統派二枚目もなんでもござれってのは
確かに演技に対してそれだけ真摯に向き合ってるんでしょうね。
努力だけやない天性の部分ももちろんあるでしょうけど。

5月11日から公開の
「探偵はBARにいる2」もとっても楽しみです☆

Unknown (Nakaji)
2013-06-11 11:49:22
やっとレビュー更新しようかと。。。(笑)
いつもお世話になります♪

>根気と熱意がないと到底やってられへん作業を今日もどこかで続けてる

表にもでてこないことですよね。本当に尊敬しました。
地道な作業をしている人が裏方にいて、こうやってモノ作りって成り立っているだな~
ってあらためて思った映画でした。

>PS:あなたは「右」ということばをどうやって説明しますか??
んーーーご飯じゃないほう、箸をもつ手とかありふれたことしか思いつかない。。。
言葉遊びできない人だ。。私。。。
Unknown (Ageha)
2013-06-11 22:58:26
Nakajiさん、どうも。
こちらこそ、ブログのほうはたまにしか更新しないし
なかなか巡回できてなくてすいません。
書くときはめっちゃいっぱい書くんですけどね。(^^;

うん、内容は下手すりゃNHKが好きそうな話で
それこそ思いっきり真面目で退屈なもんかもしれないんだけど
見せ方だったり演技だったり
俳優さんが色をつけていくことで
ほんわかで楽しい映画になるんだなと思いました。

「10」という数字を書いたときの0が書かれてるほうが右
・・・だったっけ?

当たり前に分かってる言葉も誰かが最初必ず
説明してくれたはずなんですが
改めて聞かれるとこんな簡単なことも
解釈付けるの難しいですね・・(^^;

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