プルシェンコ@バンクーバー

今回の冬季オリンピックで最も楽しみにしていた男子フィギュア、
というか大好きなプルシェンコの復活。
大きな感動といくつかの複雑な感情を残して
あっという間に終了しました。


終了後は数日間呆然としてました・・・


ライサチェックの金とプルシェンコの銀を見てみると、
技術や演技力だけではなく、精神力をピークにもってゆけなければ
いい演技はできないし金メダルは難しいと思いました。
採点ルールにしたがって順位をつけるのが競技だから
結果は結果として受け止めるしかないし、
確かにプルシェンコはオリンピックの舞台でなぜあの演技！？でしたし。
トリノやソルトレークの金のような大きな感動はなかったけれど、
ライサチェックの演技は文句のつけようがなかったです。

(感動は、プルシェンコよりもライサチェックよりも
高橋選手が一番！)

でも、リンクを降りてもプル様はやっぱりプル様でした！！


　「五輪王者が４回転ジャンプの跳び方を知らないならば、
　　男子シングルではなくアイスダンスに名前を変えなくてはならない」


３年間競技から遠ざかってたくせに、突然復帰してきて
この言い様はさすが俺様プル様（笑
でも、世間から何と言われようと大いに言ってほしいです。
彼だからこそ言えるセリフだと思うから。


これはフィギュアスケートに限らないけれど、
オリンピックが何故他の大会と比べて大きな感動を生むのかというと、
極限のプレッシャーと緊張感の中で
よりハイレベルなのものに挑戦する姿勢と、
そこで結果を出せるだけの強い精神力があるから。


逆に言うと、見てる側からすると
挑戦の無い演技にはやはり物足りなさを感じてしまう。
私がプルシェンコの大ファンでいる理由は、
今回のようにどんなに調子がイマイチなときでも
プライドを持って絶対に４回転に挑戦してくるから。
これこそがトップ選手としての自負だと思います。


４回転さえ飛べば勝てるというルールになるのも面白くないけど、
勝つためにはより高みにチャレンジせねば！！と選手が思えるような
ルールであればいいなとあらためて思いました。



ということで、プルシェンコはバンクーバーでは
絶好の演技で終えることはできなかったけれど、
トリノとはまた違う存在感を示してくれました。
金はとれなくてもやっぱり私の中では彼の存在そのものがKINGです。


…もう4回転は飛ばない、なんて言ってたけど
エキシビションで４回転を飛ぶかな？


せめてエキシビションでライサチェックを超えて～～！




p.s

なんと、次のオリンピックにも出たいって言いだしましたね…
今回の銀メダルが彼に火をつけたのでしょう。
やっぱりこの人ってこういうとこがかわいいと思う




金を飛び越えて（笑



ジョニーも相変わらず素晴らしい存在感

もっと点数が伸びてほしかった～（少なくともカナダ人より）



メダルの色と感動はあまり関係ないのかもね
伝説のダルタニアン！！！キャンデロロ 長野五輪
永遠に忘れられないプログラム…