ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

苦戦している模様

2017-02-05 21:05:58 | 日記・エッセイ・コラム
旋風を巻き起こし、
世界を揺らしているトランプ大統領だが、
苦戦している模様である。
大統領令が裁判所から無効とされたのだ。
綺麗ごとはなかなか手強い。
・・・・・
不謹慎だが、
ここで大きなテロが起きれば、
また事情が変わる。
でもたぶん起きないだろう。
当分の間は。
トランプ大統領が挑戦しているのは戦後支配体制そのものだ。
体制側は自分に不利なことは抑え込むだろう。
世界はそういうふうにできている。
まあしかし、それは結構なことだ。
実際のところ平和は何よりである。
なお綺麗ごとで世界が平和になるなら、
これほど結構なことはないだろう。
しかしうかうかしてたら、また騙される。
燃えている火は元から消さねばならない。
火の粉を払っているだけではどうにもならないのだ。
この騒ぎの中で、本当の問題が見えなくなる。
そしてその間に、次の問題が準備されるかも。
注意して見ていよう。
・・・・・
戦後支配体制とはすなわちグローバリズムである。
だから分かると思うが、
トランプ大統領に敵対していないのは誰なのか。
ロシアのプーチン大統領、
イギリスのメイ首相、
日本の安倍首相、
フィリピンのドゥテルテ大統領、
台湾の祭英文総統、
他…。
もちろん直接連携してる訳ではないだろう。
共通しているのは皆自国第一ということだ。
イギリスもアメリカも本来明らかに支配体制側である。
であるのに挑戦している。
それはここにきて矛盾が噴出してきたからだ。
内部分裂を止められなくなったのだ。
もともと戦勝国と敗戦国とに分けられるのだが、
双方ともその中に協力者とそうでない者がいる。
そのせめぎあいの中でやってきた。
だが支配体制側がやり過ぎたのだ。
・・・・・
ソビエト連邦やシナは共産主義政権だから、もともと体制側いる。
共産主義とはグローバリズムに他ならないのだ。
だがロシアはソビエト連邦崩壊により体制側から抜けた。
だからか欧米のマスメディアに叩かれる。
シナは今もって共産党政権で体制側にいる。
それがこの前のダボス会議での演説である。
言ってることはグローバリズムそのものだ。
イギリスはブレグジットで立場が決まった。
日本にも体制側の協力者が一杯いるが、
安倍首相の立場は初めから決まっている。
すなわち「日本を取り戻す」である。
台湾の立場は自ずと決まっている。
国民党政権ならいざ知らず、本省人の思いは…。
フィリピンは大統領の発言でこれも明確だ。
後は…、
ちょっと分からない。
・・・・・
だから今年は面白い。
世界を見ていて飽きることがない。
とはいえ、
いつも言うことだが、
できるだけ平和の内に、
と祈るだけである。

コメントを投稿