on Bass+

~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

ゲスの極み乙女。

2014年08月27日 21時27分44秒 | 極私的至高の名盤
ゲスの極み乙女。 久々に、どハマりしたバンドです。
メンバーはまだみんな20代半ばなんだそうですが、
メルのtweetで知ってネットでPV観てハマりYouTube観まくってたんですが、
いや、かっこいいの!このバンド!
CD全部、大人気なく大人買いしてしまいました。(^^;;

曲が良いのはもちろんとして、面白いのがバンドメンバーの個性が全員極立っていること。

ドラムのほな・いこかさん
ドSなキャラ設定やビジュアル面が取り沙汰されることが多いみたいですが、上手いよね~ドラムの何が上手いのかは上手く書けませんが、、、スネアの音色がイイ!スコーン!と抜ける音がめっちゃ気持ちいい。スネアだけでなく、バスもハイハットも超タイト!アタックがめちゃくちゃ早くて、サスティンがめちゃくちゃ短い!もちろん録音時にゲートとかコンプとか掛けてるんだろうけど、なんでこんな音出せるのか不思議です。それと、叩いてる姿がかっこいい!魅せるドラミングをかなり考えるなと。PV観ると人間の腕ってあんなに後ろまで回るんだ(目ω目)とびっくりしながら見ちゃいますね。姿勢が良いんでしょうか、無駄な動きは全然無いのに魅せる。最近だとシシドカフカとか女性ドラマーでも魅せる人はいますが、派手に叩き放つ感じ、それに対し ほな•いこかさんのドラミングは、削ぎ落とされた機能美の様なものを感じます。 ただ曲に寄ってはちょっと叩き過ぎの様な気がするのと、ちょっと一本調子な気もします。キレの良さと共にもっと引き出し増やして、スローな曲やミディアムテンポでも個性を発揮出来る表現力が増すともっと凄い事になるんじゃないか…なんて思ったりします。

キーボーディストのちゃんMARIさんも上手い。
どっかで読んだインタビューによるとクラシックやジャズをキチンと習っていて、ちゃんとピアノが弾ける人。バンドのキーボーディストって最初っからシンセの機能に頼っちゃって、腕で聴かせる人って少ないと思いますが、この人は凄い指が動く。すげ~動く。早弾きでトリッキーなフレーズをギターとユニゾンとか朝めし前。ノードリードがメインの鍵盤の様ですが、Twitterアカウントのカバー画像がRhodesのエレピってのもポイント高い。そしてキーボーディストにあるまじきド派手な動きノリ!壊れてる…Σ(-∀-;) 僕的にP-MODEL時代のことぶき光、マスミサイルに行ったシーラ君以来の衝撃的な動きです。ちっちゃいのに手とかどうなってんだ?と思います。(^^;; 是非大舞台で鍵盤乗ったり、ひっくり返したりして破壊行動に出て欲しいです。o(ʘ`ωʘ´)o。

ベーシストの休日課長さん
最近はsugiがメインの様ですが、初期のPV見てるとMC924の後期を使ってて勝手に親近感。僕はフロントのハムに見えて中身はPタイプが隠れてるスッカスカのカバーがちょっとダメで、個人的には初期型の方が好きですが、渡辺等さんが昔よく使ってたのがこのモデルですね。レコーディングに使ってるかどうかは不明ですがいい趣味してます。 そして、プレイはとってもグルーヴィー!タイトなドラムに絡みつく様にウネウネうねります。フレーズの一つ一つが良く考えられていて、時おり歪ませたりもして、一曲通して同じ様に弾く事はまず無い。曲のボトムを支えながらも変化し続けうねる…最高のベースラインを産み出してます。まだ27才らしいけど凄いね。(^^;; 既に風格があるような…Σ(-∀-;) もうちょっとトーン上げてベース音を抜けさせて欲しいところですが、あえてトーン絞ってるのかな?エフェクトも含め、かなり凝ったことしながらも前に出過ぎる事なく、いい塩梅の立ち位置。確かにこのバンドでベースまで前に出始めたら収拾付かなくなるかもね。(^^;; パラレルスペックのAメロでは細かなスラップも披露してますが、前に出るスラップじゃ無くてまるでリズムギターの様。その間 低音をフォローするちゃんMARIのオルガンの音色も秀逸。
それに、PVでチラチラ映るアンプ。キャビは普通のアンペグなのですが、見たことないヘッドが乗っかてる。映像を止めて見てみるとWILD BASS 100 (目ω目)!AKIMA & NEONのアンプですね。 http://akimaandneos.com/service/item.html これまたマニアックなベースアンプ!こちらのアーティストコーナーにはまだ紹介されて無い様ですが、http://akimaandneos.com/artists.html そのうち追加されるかも知れませんね。 (´-`).。oO(フレットレスとか弾かないのかな。弾いて欲しいな…


そしてメインボーカルでギタリスト、全曲作詞作曲を手がけるのが川谷絵音くん。
この人凄いね。ヒョロっとした見かけによらず野心家。2バンド同時メジャーデビューなんてやろうと思っても出来るもんじゃ無い。曲の凝りようも凄いけど詩がいい。中には単に無意味な曲もあるけど、深読み出来る詩が多く、単に面白い曲で終わらせず、何度聴いても鑑賞に耐えれる曲になってる。この手のキワものバンドって飽きられるのも早くて、名前出して悪いけど、相●性●論とかモ●モ●ル●●ャ●ンとか、面白いバンド出て来た!(((o(*゜▽゜*)o)))!と、思っても長続きせず知らないウチにトーンダウンしちゃうケースが多い。面白い曲だな~だけじゃ無くて、いい曲だな~。更には誰もが認める名曲がアウトプットできたら長続きしてくれるんじゃないか...と、勝手に思います。それにはやっぱり詩が大事。と思います。 例えば、他のメンバーが曲書き出して、また別のバンドとしての一面を出すのも面白いかも。早い曲が多いので白玉主体のゆったりした曲作るとか、七尾旅人のメロディみたいにスローな名曲にチャレンジしてみるとか、ドラム、ベース、ギターはお休みしてピアノと、4声のコーラスで聴かせる曲とか、そんな曲があるとライブのセトリにもメリハリがでていいんじゃないかと。まぁ余計なお世話ですけどね。(^^;; バンド名含め強い個性の集合体だから何やっても有りだし、それらを活かす曲作りをすれば、いくらでもバリエーションは広がるでしょうね。 PINKと比べちゃいけないんだろうけと、個性のぶつかり合いが生み出す化学反応が曲のクォリティを何倍にもしている。と勝手に思います。 こんなバンドやれるのはホント羨ましい。 是非、初期衝動を大切に。 変わりながら変わらず、長く長く楽しませ続けて欲しいバンドです。

このブログではあんまり動画貼ったりしないんですがPVをひとつだけ。
「パラレルスペック」
ラストの変拍子がめちゃくちゃカッコイイッス!o(ʘ`ωʘ´)o!



以上、超おススメ!今日本で一番ROCKしてるバンド!「ゲスの極み乙女。」のご紹介でした。

あ。インディゴも買ったのでこれから聞きます。(・ω・)ノ



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