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cc vol.24


雑感
 スペースベン主宰/田中勉

 そういえば、今年うちの親父が死んだ。
 そういえば、1月9日だった。
 そういえば、今年の桜も見ずに死んだ。
 そういえば、83歳だった。

 そして、間もなく墓が建つ。
 そして、間もなく初盆がやってくる。

 プライド、本能、理性、苦悩、謝罪…。
 全く人生は何とも罪深い…。

 だから笑うのか。
 だから泣くのか。
 だから怒るのか。
 だから寄り添うのか…。

 哲学ではない、現場がそこにある。

 そして、引き継ぐ人間がいる。
 そして、引き継がない人間がいる。
 そして、良くも悪くも命が引き継がれる。

 昨日、何を食べたか、
 昨日、時間どおりに道を辿ったか、
 昨日、人を傷つけなかったか、

 そして、

 明日、何を食べようか、
 明日、何をしようか、
 明日、誰を傷つけようか、

 そして、そして、

 明日も、明日と私が、待っている。
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cc vol.23


俎上の鯉
 創造集団パノラマ屋/安達良春

 3年ぶりに撮った「指先の恋」がなんとか完成し、上映会も終えた。足を運んで下さった皆様、ありがとうございました。様々な感想を頂き、大変励みになりました。 今は7月2日の「AIR」当日を待つだけだ。「AIR」への参加は2度目になる。前回は選外に終わったが今回はどうなることやら…。何にせよ楽しみなのは間違いない。他の参加作品を観る事はもちろん、全ての作品にどんな言葉が掛けられるのかが一番の興味の的だ。スポーツの多くと違い、勝敗がはっきり出るものではないだけに、審査をする方々も大変だろう。特に自分の場合は、どうしても製作サイド側から観る事しか出来ず、自分の評価と結果が食い違う事も良くある。そんな時に気になるのは「自分の観点と、他人の観点は何処が違うのか」という事。予想外の言葉を掛けてもらって有頂天になる事もあれば、言われている事が理解できない事すらある。他人と違う観点を持つ事は、製作側として大きな武器となる反面、落とし穴にもなりうる。最終的には武器だと信じて作っていくしかない訳だが、あまりにもかけ離れていると実感した時の衝撃は恐ろしいものがある。今回はどうだろうか…。願わくは前回審査員のお一人に頂いた様な、厳しく且つ温かい、次回作への意欲を高めてくれる様な言葉を聞きたいものだ。
 自主制作映画をまとめて観られる数少ない機会でもある「AIR」。多くの方のご来場をお待ちしております。

【上映データ】
青森インディーズムービーの祭典
「AIR2006」
7月2日(日)
青森市、アウガ5階「AV多機能ホール」 13時~ 前売800円/当日1000円
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