青森レポを書こうかと思っていたのですが、青森に行っている間に、とんでもない事件が発生したようなので、そっちを先に取り上げることにしました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15656379
9月19日に「頑張れ日本」が行った、フジテレビ抗議デモです。
早速あちこちで話題になっているようですね。
この時間、ちょうど札幌へ帰る途中でした。
車内でiPhoneを見ていた人から情報が入ったのですが、仰天しました。
フジテレビが古く汚れた国旗を掲揚していたことに抗議し、取り替える・取り替えないの押し問答があった末、無理やり国旗をひきずりおろし、新しい国旗と交換した、という流れのようです。
警備員は、実は裏で新しい国旗を用意していただの、デモ隊に暴力をふるっただのという情報もありますが、警備員の動きはおいといて、ここでは、「古いとはいえ掲げられていた国旗を勝手におろした」という件について触れたいと思います。
如何なる理由があれども、国旗を勝手に降ろしてしまう行為の、どこが美しい保守なんでしょうか?
普段、あれだけ「日本人らしく粛々と」「チンピラのような行為はしない」などと美しい行動を推奨している頑張れ日本=チャンネル桜の行為とはとても思えません。
これ、もし在特会が同じことしてたらどうでしょう?
かつて逮捕者を出したときと同じように、さんざん方々からバッシング受けますよ?
在特会が国旗無理やり降ろすと野蛮で下品な行為で、頑張れ日本が国旗無理やり降ろしたら、日本を守る美しき行為なんですか?
違うでしょう?
やってることは同じですよ!
さらに言えば、降ろした後の国旗、ぐるぐるに丸めちゃってますけど、あれって正式な国旗の扱い方なんでしょうか。
それに、前々から思っていたことですが、頑張れ日本の参加者にも、ずいぶんと言葉が汚い人がいますね。
上記URLの動画だけでも、
「許可なんて必要ねーだろ!こんな国旗あげられねーだろ!」
「フジテレビに返すだけじゃねーか!」
「警察のバカヤロー!」
「何すんだこのやろー!おい!」
「警備員ざまあみやがれ!」
「何で邪魔すんだよ!」
「いい加減にしろコラ!」
「警備員恥を知れー!」
「日本人かコラ!」
「次の標的ALSOKだコラー!」
「何やってんだテメーコノヤロー!」
といった汚い言葉が聞こえます。
「おまわりさんとモメないでください」「落ち着いて」と訴えた参加者もいたようですが、「頑張れ日本の参加者が、在特会にも負けず劣らずの下品な罵声を発した」事実が動画に残っています。
罵声を浴びせた人、全員工作員ですか?
結局、桜井会長がおっしゃるように、頑張れ日本は在特会の後追いなのですよね。
なのに、「在特会は下品」「寄生虫」「逮捕者を出した」などと、頑張れ日本は在特会を誹謗中傷する。
「自分たちは汚らしい在特会と違う、真の愛国者」などと考えているのでしょうが、どの団体にも所属していない人や、何も事情を知らない通行人からはどう思われるでしょうね?
本当に、言ってることとやってることが矛盾している団体だと思います。
今はいいですが、この先もし逮捕者を出したら、完璧に在特会を笑えなくなりますよ。
汚かろうが不敬だろうがなんだろうが、自社の国旗を取り替えるのはフジテレビが行うことです。
社員じゃない人が突然おしかけ、無理やりやっていいわけじゃないでしょう。
法律違反じゃなきゃ何してもいいんですか?
警察に許可とったらしい情報もありますが、フジテレビという民間企業の敷地内にある国旗に関して、警察の許可がいるのですか?
新しい国旗の用意があったということは、19日中ではなく、後日行う可能性もあったわけですし(後日なら後日とフジ社員も説明すればよかったのでは、と思いますが)。
掲揚台付近には、止める人は誰もいなかったのでしょうか?
「お上品で美しく、過激な言葉は使わない、日本人らしい行動を」が活動スローガンだったはずなのに、今や見る影もなくなりましたね。
そういった団体に4ケタ規模の参加者が集まるのですから、日本も変わってきた、ということでしょうか。
それはそれで良いことなんでしょうけどね。
頑張れ日本も、矛盾した行動はとらないで頂きたいものです。
今回の一件で、頑張れ日本は在特会をもう二度と批判できませんよ。
というより、在特会以上の過激行為をやらかしておいて、批判される筋合いはありません。