銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

鯉の湯(横浜・根岸)

2017-06-06 09:56:48 | 銭湯
JR根岸駅を最寄り駅とするが、そこからだとちょっと歩かされる。根岸駅か横浜駅からバスで来るのが無難だろう。
近くには横浜市電保存館があるので、横浜市電保存館を目指すのが確実。保存館のホームページによるとアクセス方法は、

・JR根岸駅から市営バス21系統市電保存館行・78系統磯子駅行・133系統上大岡駅行で約7分。「市電保存館前」下車すぐ。上大岡駅から市営バス133系統根岸駅行で約20分。「市電保存館前」下車すぐ。
・横浜駅東口から京急バス110系統・市営バス102系統で約30分。「滝頭」下車徒歩3分

だそうだ。保存館は鯉の湯を訪れるついでに寄ってみた。



▲市電が並ぶ




▲歴史をパネルなどで解説




▲市電の中も入れる


電車マニアや昭和、レトロ好きなの人には垂涎の場所だと思う。
この博物館から隣のコンビニ越しには、もう鯉の湯が見える。



▲コンビニの駐車場から撮影。電柱と紛らわしいが、真ん中に煙突が見える


住宅街に入ると、入り口がわからず回り道をしてしまう。







▲立派な木と不思議な空間。ベンチと奥には鉄棒まである


住宅に囲まれた場所に位置する鯉の湯。







正面で撮影していると、目の前に店主が現れる。年配の女性で、なんか撮影して不味かったかな?と思っていると、いきなり「傘が入らないかも」と言われる。
??
どうやら傘入れがあって、そこに入らないと言うのだ。
たしかにどうみてもふつうの傘が入らない傘入れ(そもそも、最初はそれが傘入れにすら見えなかった)。
「ずいぶんと…小さいですね」と言うと、「私が預かってあげるから」と言うので傘を渡して中に入った。
わざわざ出迎えてもらったのは恐縮だが、フロントから外は見えないのにどうやって気が付いたのか不思議だ。


フロント前は休憩所になっているが、どうも銭湯ぽくない。ここは一応、鯉の湯という和風の名前なのだが、中はすごく西洋ぽいアイテムで埋め尽くされていた。
レトロロマンといってもいいかもしれない。それと休憩所の照明が暗い。はじめから、そういう演出なのか?


のれんをくぐると脱衣場なのだが、ここも休憩所と同じく西洋風につくられている。極めつけが、まさに公園にあるのと同じ照明とベンチ。
なぜ、ここに? この違和感はかなりインパクトがある。


浴室はというと、やや西洋色のトーンが落ちるが、それでもカランに造花があったり照明や柱が独特だったりと、ちょっとほかにはない感じだ。
完全に受付の女性の意向が反映されているといっていいだろう。とても男の感性では作れない銭湯である。


浴室の作りは、右手前がサウナ。左手前に水風呂がある。真ん中に島カランと壁際にもカランが続く。
浴槽は奥にあって、右がやや縦長で隣が薬湯。薬湯は主浴槽より小さく作られている。
温度は42℃前後。そんなに熱くはない。バイブラとジェットバスに電気風呂。薬湯はアロエだった気がする。


客層はほとんどが中年で、こういう住宅街にある銭湯にしては高齢者の姿がみえないのは意外だった。


【評価チェック箇所】
・アクセス(道程)駅からだと歩く
・周辺の環境 住宅街
・混雑ぶり すいている
・清潔さ 浴槽が少し汚い
・接客 傘のために、わざわざ出迎えてくれた
・客層 中年がほとんど
・脱衣所 西洋風
・休憩所 西洋風
・シャワーの出 よい
・男女入れ替え なし
・備え付け なし
・貸しタオル あり(30円)
・サウナ あり
・温度 適温
・壁画・眺望 なし


【案内】
住所
〒235-0012 横浜市磯子区滝頭3-4-9
電話
045-751-4867
営業時間
14:30〜23:00
定休日
不定休(月3回)
※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合HP転載

最新の画像もっと見る

コメントを投稿