買っておきながらずっと読んでいなかった本を、先日読み終えた。
それは、優しいおばあちゃんと孫である主人公の
不思議な出来事を描いた小説なのだけれど、
その中で、ぶっきらぼうで態度の悪い隣人へ憤りを感じていた孫に
おばあちゃんの言った言葉が、不思議と自分に言われているような気がした。
「大事なことは、今更究明しても取り返しようもない事実ではなくて、
今、あなたの心が、疑惑とか憎悪とかいったもので支配されつつあると
いうことなのです。
そういうエネルギーは、ひどく人を疲れさせると思いませんか?」
あぁ、本当にそうだな、と思った。
自分の中の憤りをいつまでも消すことが出来ないとき、
ひどく疲れて誰よりも損をするのはいつも自分だ。
他人に対する怒りや不満を捨てることが出来ずいつまでも抱きしめて、
日々やり切れなくなっていくのは自分の方だ。
私はどうしてこんなことにエネルギーを使っていたんだろう。
そんなの普通だと思う人もたくさんいると思う。
でも私は、この年になるまでそれを知らなかったんだ。
そしてその通りに日々を過ごし、あぁ何て楽なんだろうと私はビックリした。
欲深い私にとって、続けることはもしかしたら難しいかもしれない。
それでも、この気持ちを忘れることのありませんように。
それは、優しいおばあちゃんと孫である主人公の
不思議な出来事を描いた小説なのだけれど、
その中で、ぶっきらぼうで態度の悪い隣人へ憤りを感じていた孫に
おばあちゃんの言った言葉が、不思議と自分に言われているような気がした。
「大事なことは、今更究明しても取り返しようもない事実ではなくて、
今、あなたの心が、疑惑とか憎悪とかいったもので支配されつつあると
いうことなのです。
そういうエネルギーは、ひどく人を疲れさせると思いませんか?」
あぁ、本当にそうだな、と思った。
自分の中の憤りをいつまでも消すことが出来ないとき、
ひどく疲れて誰よりも損をするのはいつも自分だ。
他人に対する怒りや不満を捨てることが出来ずいつまでも抱きしめて、
日々やり切れなくなっていくのは自分の方だ。
私はどうしてこんなことにエネルギーを使っていたんだろう。
そんなの普通だと思う人もたくさんいると思う。
でも私は、この年になるまでそれを知らなかったんだ。
そしてその通りに日々を過ごし、あぁ何て楽なんだろうと私はビックリした。
欲深い私にとって、続けることはもしかしたら難しいかもしれない。
それでも、この気持ちを忘れることのありませんように。