ザ・ハリケーン

☆☆☆☆
１９９９年　１４５分　監督　ノーマン・ジェイソン
出演者　デンゼル・ワシントン、デボラ・カーラ・アンガー、ジョン・ハンナ　

元ウェルター級チャンピオンのルービン・ハリケーン・カーターは、故郷のニュージャージーで３人の男女が殺された事件の容疑者として逮捕される。
そして人種偏見を持つ刑事の息のかかった裁判の結果、有罪となり終身刑を言い渡される。
無実の罪を着せられた彼は、執筆を続け自伝を出版する。
彼の本は大きな反響を呼ぶが、再審で再度有罪判決を受ける。
次第に世間から忘れ去られていくカーターだったが、ある日、彼の自伝を手にした少年レズラは、深く心を打たれカーターに手紙を送る。
そして二人の絆は、やがて偏見の歴史を変えることになる・・・。

僕はとても気に入りました。
というのも、この映画を見終わるまでに、なんと３回くらい涙が出そうになりました。
この映画も主演のデンゼル・ワシントンあっての映画だったと思います。
青年時代から、現役ボクサー時代、そして獄中での生活と、３０年に及ぶ男の人生を演じていてオスカー候補になるのも納得の演技でした。
デンゼルは、こういう役柄がピッタリです。
昔は本当に人種差別って凄かったのですね。

第７２回アカデミー賞で、主演男優賞（デンゼル・ワシントン）にノミネートされました。

（The Hurricane）