甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

ドラフトが 夢の世界の 扉明け 若い力の 希望の旅路

2017-10-28 15:31:56 | Weblog
    地方大学(岡山商科大学)のドラフト
 26日のプロ野球ドラフト会議において、岡山商科大学の近藤弘樹投手が楽天から1位指名、同僚の蔵本治孝投手がヤクルトから3位指名を受けた。1980年に発足した中国六大学リーグの現役選手がドラフト会議(育成を除く)で指名されるのは初めてのことだという。
 
最速153キロの直球と多彩な変化球を操る近藤投手(186センチ、96キロ)は、広島安佐北高校時代、目立った活躍も無く、3年の夏は3回戦で敗退、同級生には田口麗斗(巨人)山岡泰輔(オリックス)ら逸材の投手がいた。関東、関西の志望大学は不合格。高校の監督と、岡山商科大学の監督に親交があったという縁で大学でも野球が続けられた。リーグ戦は1年春から登板、4年間で球速は11キロアップ、投球術も磨かれた。

「地方でもやれるところを示したい」と反骨芯を胸に挑んだ全日本大学野球選手権で、名門近畿大学に2失点完投勝利を収め、注目を集める存在になった。

 蔵本投手(185センチ、95キロ)も最速151キロの伸びのある直球で押すパワーピッチャー、兵庫の強豪、神戸国際付属高校では一度もベンチ入りがなく岡山商科大学に入学。2年の時には右肘の手術。1年間のリハビリの後、今春戦列に復帰すると2012年春以来のリーグ優勝に貢献した。(山陽新聞から抜粋)

 新聞では近藤がドラフト上位指名か?等と話題には上っていたが、地方の大学、しかも地元の岡山商科大学から、一度に2人もドラフト会議で上位指名を受けるなんて本当にビックリでビッグなニュースだった。

 野球エリートは、昔から伝統のある東京六大学、東都リーグ、関西学生野球等へ、次に大都市圏の大学リーグ。それがいつの頃からか?ドラフト会議において地方大学の選手が上位指名を受けるようになった。

2001年、青森大学の細川亨(現楽天)が西武ライオンズへ自由枠で入団。11年には八戸大学の秋山翔吾(西武)が3位指名、岐阜の中京学院大学の菊池涼介(広島)が2位指名。12年、三重中京大学の則本昂大(楽天)が2位指名。昨年は栃木の白鳳大学大山悠輔(阪神)が1位指名。今年は大分の日本文理大学のケナムブラッド誠が広島から3位指名を受けた。そんな大学野球界における地方創生の波?が、やっと岡山にやって来た。

7球団競合の清宮で始まった今年のプロ野球ドラフト会議、指名された82名の選手と同じ数以上の選手が今年も解雇されるという厳しい世界。

近藤、蔵本、共に彼らは高校時代、目立った活躍もなく野球エリートではない。地方の岡山商科大学で野球に打ち込んできた言わば雑草。そんな彼らが、エリートに見えた選手たちを越えてプロ野球の世界に入る。敗者復活!本当の勝負はここから始まるのだが、是非それに打ち勝って、いつの日か、交流戦で2人が投げ合う試合を見せてほしい。 2017年10月28日   笹原 真二
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