ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

上海歌舞団

2004-11-26 23:56:57 | アーツマネジメント
去る23日、上海歌舞団の公演を観に神奈川県民ホールへ出かけた。これは、毎年開催されている神奈川国際芸術祭のプログラムで、神奈川コンテンポラリーダンスの中の公演であり、公演の告知には、上海歌舞団の横(またはすぐ近く)に、「現代ダンス公演」と大書してあった。そうしないといわゆる伝統的な民族舞踊と思われるのを避けるためであろう。全部で8演目が上演されたが、全体の印象としては、伝統的な民族舞踊をベースにしているが、たしかに現代舞踊である、という感じがした。以前にこのブログでも紹介したことのある、若き天才ダンサーにして同歌舞団の芸術監督である黄豆豆(ホアン・ドウドウ)のシャープでダイナミックな動きにはさすがに唸らせられるが、正直なところ、やや見せ場が少ないという印象があったのも事実である。神奈川県民ホールの大ホールで上演するのは、舞台が大きすぎて普通のコンテンポラリー・ダンスのカンパニーが苦労を強いられるのはわかる。横浜にはランドマークホールや赤煉瓦倉庫一号館の中のホールなどがコンテンポラリー・ダンスの上演会場となっていて、施設には恵まれている方だが、上記のホールはいずれも客席数が少なめであるため、大きなカンパニーの上演は難しい面がある。プロデュースする立場としては苦労が多いことが推察される。8作品中、日本の近藤良平(コンドルズ)が振り付けた作品がコミカルな小品で異彩を放っていた。全体に、ダンサーの演技のトーンがややまじめすぎるような気がしたので、この作品のカラーは全体の中で光っていたと思う。いつものコンドルズによる作品よりも人を食った感じは控えめになってややまじめ風であったように思うがそれはそれで楽しめた。他の作品はシャープさはあるのだが、もっと豪快さが欲しいような印象をもった。
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