「横浜トリエンナーレ2005」に向けて、市民がもっと気楽に、そして多様なかたちで関わり、街全体でアートを楽しむ雰囲気を盛り上げようと、昨年3月から3度にわたって、「横浜トリエンナーレ作戦会議」が開催されてきた(主催は横浜市芸術文化振興財団)。その「作戦会議」から生まれた市民広報グループの名称が「はまことり」である。
「はまことり」は、昨年7月の第2回「作戦会議」をきっかけとして、いろいろな立場の人たちが定期的に集まって情報交換をしながら、市民ボランティアの立場で積極的に広報活動を展開している。「はまことり」の名付け親は、美術館のスタンプラリー「はまことりがいく!」を企画したジモティの野毛山かもめさん。あえて説明してしまって申し訳ないが、横浜の「はま」と「トリエンナーレ」の「とり」をつないで「はまことり」。この他に「浜っ子」も「はまことり」の名前の中に入っている。これまで、市民の視点から「横浜トリエンナーレ」を楽しむ方法を提供しようと、独自のブログ(「はまことり」ブログ)をつくって情報発信してきた。
その途中で、磯崎新氏から川俣正氏へのディレクター交代劇があり、「はまことり」は、磯崎氏の辞任(の意思表明)を受けて、急遽「どうなる!どうする!横浜トリエンナーレ2005 〜届けよう市民の声〜」という緊急市民集会を開催するなど、結構波乱に富んだ展開に立ち会ってきた。
今後、「横浜トリエンナーレ」をきっかけとしていろいろな地域でアート企画が数多く展開されていくだろうし、「横浜トリエンナーレ」本展にボランティアとして関わりたいという「ボランティアチーム」も活動している。そこで、これらのさまざまな活動の展開を見て、それらをつないで、市民による芸術文化のネットワークをつくっていこうという趣旨で横浜市芸術文化振興財団から提唱されたのが、「Yokohama City Art Network(略称YCAN)」(注)という新しい考え方である。「はまことり」は、この理念に賛同し、当面YCANの広報部として、市民が主体となって横浜に新しい文化を創造していく推進力となることを目指している、というわけだ。
明日2月19日には、新ディレクターの川俣正氏も参加して、第4回「作戦会議」が開催される。「はまことり」では、それに時期を合わせて広報用のウェブサイトをぜひ立ち上げようと、多くのメンバーが関わって奮闘を続けてきた。そして、その努力の甲斐あって、目標通りウェブサイトがスタートできることになり、さらに、ここへ来て非常に短期間でフリーペーパーまで発刊されることになった。フリーペーパー「ヨコハマシティアートニュース」(これも「YCAN」)の創刊準備号は500部制作され、明日の「作戦会議」の参加者に配布される。
ブログも、ウェブも、フリーペーパーも、作りたい人が企画を立て、それにいろいろなかたちで関わりたいと思ったひとが、例えば、取材に行って記事を書いたり、ロゴやマークを考えたり、デザインをしたり、編集や校正の作業を手分けして行ったりして、どれもみんなの力でできている。2週間に一度行われる「はまことり」ミーティングの議題の整理や議事録の作成などもみんなが積極的に関わっている。すべて、「自分がこのように関わりたい」という気持ちで動いているのが原動力である。私は、メンバーの中でやや年長の部類に入ることもあって、もっぱらアドバイザーという何だかよくわからない立場で関わっているのだが、自分が専門の分野でもない現代アートの催しで(というより、現代アートをきっかけとした市民の動きの中で)、このような場や経験がもてることが非常に楽しいことであると感じている。
現代アートであれ何であれ、ポジティブなエネルギーが感じられる場は、おもしろい、ということなのだ。
YCAN (Yokohama City Art Network) ウェブサイト(制作=はまことり)
ヨコハマ経済新聞(2005/02/18)「YCAN、トリエンナーレ広報のフリーペーパー発行」
(注)City Artとは、「人材やアートイベント、景観、歴史的建物などの横浜のまちの資源の活用」、「市民が中心となって進める協働」、「世界の今とつながる新しい価値の創出」を特徴とした芸術文化活動という意味の造語。
「はまことり」は、昨年7月の第2回「作戦会議」をきっかけとして、いろいろな立場の人たちが定期的に集まって情報交換をしながら、市民ボランティアの立場で積極的に広報活動を展開している。「はまことり」の名付け親は、美術館のスタンプラリー「はまことりがいく!」を企画したジモティの野毛山かもめさん。あえて説明してしまって申し訳ないが、横浜の「はま」と「トリエンナーレ」の「とり」をつないで「はまことり」。この他に「浜っ子」も「はまことり」の名前の中に入っている。これまで、市民の視点から「横浜トリエンナーレ」を楽しむ方法を提供しようと、独自のブログ(「はまことり」ブログ)をつくって情報発信してきた。
その途中で、磯崎新氏から川俣正氏へのディレクター交代劇があり、「はまことり」は、磯崎氏の辞任(の意思表明)を受けて、急遽「どうなる!どうする!横浜トリエンナーレ2005 〜届けよう市民の声〜」という緊急市民集会を開催するなど、結構波乱に富んだ展開に立ち会ってきた。
今後、「横浜トリエンナーレ」をきっかけとしていろいろな地域でアート企画が数多く展開されていくだろうし、「横浜トリエンナーレ」本展にボランティアとして関わりたいという「ボランティアチーム」も活動している。そこで、これらのさまざまな活動の展開を見て、それらをつないで、市民による芸術文化のネットワークをつくっていこうという趣旨で横浜市芸術文化振興財団から提唱されたのが、「Yokohama City Art Network(略称YCAN)」(注)という新しい考え方である。「はまことり」は、この理念に賛同し、当面YCANの広報部として、市民が主体となって横浜に新しい文化を創造していく推進力となることを目指している、というわけだ。
明日2月19日には、新ディレクターの川俣正氏も参加して、第4回「作戦会議」が開催される。「はまことり」では、それに時期を合わせて広報用のウェブサイトをぜひ立ち上げようと、多くのメンバーが関わって奮闘を続けてきた。そして、その努力の甲斐あって、目標通りウェブサイトがスタートできることになり、さらに、ここへ来て非常に短期間でフリーペーパーまで発刊されることになった。フリーペーパー「ヨコハマシティアートニュース」(これも「YCAN」)の創刊準備号は500部制作され、明日の「作戦会議」の参加者に配布される。
ブログも、ウェブも、フリーペーパーも、作りたい人が企画を立て、それにいろいろなかたちで関わりたいと思ったひとが、例えば、取材に行って記事を書いたり、ロゴやマークを考えたり、デザインをしたり、編集や校正の作業を手分けして行ったりして、どれもみんなの力でできている。2週間に一度行われる「はまことり」ミーティングの議題の整理や議事録の作成などもみんなが積極的に関わっている。すべて、「自分がこのように関わりたい」という気持ちで動いているのが原動力である。私は、メンバーの中でやや年長の部類に入ることもあって、もっぱらアドバイザーという何だかよくわからない立場で関わっているのだが、自分が専門の分野でもない現代アートの催しで(というより、現代アートをきっかけとした市民の動きの中で)、このような場や経験がもてることが非常に楽しいことであると感じている。
現代アートであれ何であれ、ポジティブなエネルギーが感じられる場は、おもしろい、ということなのだ。
YCAN (Yokohama City Art Network) ウェブサイト(制作=はまことり)
ヨコハマ経済新聞(2005/02/18)「YCAN、トリエンナーレ広報のフリーペーパー発行」
(注)City Artとは、「人材やアートイベント、景観、歴史的建物などの横浜のまちの資源の活用」、「市民が中心となって進める協働」、「世界の今とつながる新しい価値の創出」を特徴とした芸術文化活動という意味の造語。









