ちょっとどうでもいい話題。先日モントリオールから帰る飛行機でお世話をしてくれたフライト・アテンダントの女性(30歳くらいか)は、私が初めて遭遇した、「敬語を使わない女性のフライト・アテンダント」だった。見た目も仕草も口の利き方もちょっと宝塚の男役風(男役60%くらいの感じ。トップスター風ではないが)で、「コーヒー、お茶はいかがですかぁ」と、なんだか野球場の男の子の売り声のような口調だったりする。サバサバ、スタスタ。(2種類の食事のもう一方はないのかと乗客に聞かれて、即座に)「ないですぅ~」。食事サービスの度ごとに、私は個人的に結構受けていた。声質から判断して、日本語の機内アナウンスも彼女が担当していたように思うのだが、そちらでは普通に「~でございます」「~くださいませ」を使っていた。敬語が使えないわけではないのである。もっとも、敬語が使えないと採用試験が通るわけがないのだから当たり前と言えば当たり前だが。特にそのことが不快というわけでもないし、いわゆる職業別のしゃべり方、仕草の癖というのをここまで裏切っていると一種爽快である。ちょっとしたことだったが、おもしろい体験だった。
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- はじめまして (Flylingual)
- 2004-12-07 11:51:40
- BankArtやトリエンナーレのことを調べているうちに先生のブログにたどり着きました。私も前職は外資系航空会社のフライトアテンダントでしたので、いろんな方のフライト体験にはつい耳を傾けてしまう癖があります。その人はきっとプロとして仕事を楽しんではいないのでしょうね。でもそういう人に限って気楽にやっている分、長続きしたりするものです。それを「面白い体験」とおっしゃる先生には旅なれた方のゆとりを感じました。
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