olatissimo

この島で生まれた息子はなんと中学生。ほぼ育児日記です。

いってきますのチュー

2016-02-11 | 日々
子どもが1年生の時、朝は靴箱まで送っていました。
夏休みまでは楽しく手をつないで、お喋りしながら登校、
夏休み以降は「行きたくない!」というのを
何とかなだめながら遅刻ギリギリに。

楽しく行っていた時も、そうでない時も、
離れる時はちょっとした儀式が必要でした。
「いってきます」と私の首に抱きついて、両頬とおでこにキス。
そうしないと離れられないのでした。

そうしたって踏ん切りがつかなくて、
2回3回と繰り返し、
見かねた補助の先生(?)が手を引いて連れて行くことも。


幼稚園の間もチューしてバイバイはしていたけど、
もっと明るくあっさりしたもので、
とりあえずキスはするけど
気持ちはもう次に待ち受ける遊びに向かっている
のは明らかでした。
投げキスやウィンクでお義理に済ますことも(笑)

けど、小学校に入ってからは違う。
不安で不安でたまらないのを
なんとか勇気をふり起こして進むために
どうしてもやらなければならない儀式、
という悲愴感がありました。


もちろん、周りの子は気付きます。

気付かれないようにチラッと周りを見てから
抱きついたりもしたけど、
あんなオープンな場所でやってるんだから
見られないわけがない(笑)

「おれ、生まれてから一度も
 お母さんに甘えたことなんかないぜ?」的に粋がっている、
男らしさに目覚めたクラスの男児達に
「おまえ、お母さんにチューしてただろう!」と
からかわれることもあったらしいです。

まぁ、そりゃそうでしょうね。

しかし、うちの子はそこでシュンとなるのではなく
「そうだよ。ぼく、お母さんだーい好き!それが何か?」
と開き直り、むしろ皆に自分のお母さん大好き度合を見せつけ、
そのキャラを前面に出す作戦に出たようです。

そう堂々とされると却ってからかいにくくなるようで
そのうち皆の方が慣れて
「あの子はああいう子だから、あれで普通」
と気にしなくなったようです。

ある意味強い、うちの子(笑)


靴箱チューの儀式をしなくなったのは、
2年生のはじめ、私が病気だか怪我だかで
しばらく送迎ができなくて、
お父さんと学校に行くようになったのがきっかけでした。

2年生の時は、担任の先生が大好きで
先生に会いに学校に行くのが楽しみだったから
すんなり移行できたんだと思います。

それでも自宅玄関での
行ってきますのハグ&キスは必須でした。

それもなくなってきたのはいつからかなぁ。
3年生後半…最近になってからかな。

しなくなった訳じゃないけど、
「行ってきまーす」とバイバイするだけの日が増えてきました。


スキンシップに躊躇がなく、
ストレートに愛情表現する子なので、
「やることが日本人っぽくないよね…なんだか、イタリア人?」
とか言う母さん仲間もいますが、
日本男児っぽく、母親とのハグもキスも拒否する日は近いんでしょうねー。


ちなみに、お父さんは はじかさー(恥ずかしがり)の沖縄人なので
全然そういうことはしません。

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