宙平のエッセー

身辺の出来事・想いをエッセーにして書き綴っていきます。

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映画「電車男」

2005-06-22 17:53:15 | Weblog
  
 電車男とは、なんとパソコンメール上のハンドルネームなのである。
  
  年齢22歳
  彼女いない歴22年
  アニヲタ、ゲーオタの秋葉チャソです。
 
 これが、電車男のメールの自己紹介。秋葉原の電器街によく行く、ヲタク青年ということだろうか? 
 
 こんな青年が、電車内で酔って暴れる中年のオヤジから、美しい女性を救った。
 
 このことを電車男は、匿名の住人名無しさんのネット掲示版に投稿した。住所を聞かれて女性に知らせたことから、
  
  こんな俺に大チャンス到来!?
 と書いた。
 
 名無しネットのメンバーは、看護師のりか。ひきこもり男ひろふみ。疲れたサラリーマンひさし。倦怠期の主婦みちこ。それにヲタク三人組のよしか、たむら、むとう。
 
 メンバー達は最初、面白半分に電車男の次ぎのメールを待っていたが、お礼にと送られてきたのが、高級ブランドエルメスのペアカップと知らされて、がぜん興味が盛り上がる。

「電話をしろ」「手紙を書け」とアドバイスのメールを送る。
 
 どうしてよいか分らなかった電車男も「お前にはおれ達がついている」という掲示板の投稿メールに励まされ、とうとうその女性=エルメスを食事に誘うことが出来た。
 
 さあ! キバカジ(秋葉原カジュアル)からの変身だ。名無しネットのメールは、眼鏡をコンタクトに、美容院で髪を、ジャケットにパンツ、とさらにアドバイス。
 
 そして、緊張の食事、会話の言葉も携帯のメールで送られてくるのを見ながら話すという状況。それでもなんとか成功し、その報告にメール仲間も本気になって「デートは男の役目。モラルでありルールだ」と次のデートのアドバイス。
 
 そして、とうとう電車男はエルメスの家に招待されたのだ。そこは豪華な大邸宅。ペアカップで飲む高級紅茶「ベノア」。
 
 名無しネットのメンバーは、「もう気持を伝えるだけ」と激励。その決行当日、手違いから、食事に行った会員制クラブで断られ、エルメスは「明日は海外出張だ」と帰ってしまう。帰国したはずの日に連絡がつかない。行って見たエルメスの会社での、彼女の颯爽とした姿に、自分の不釣合いを感じ

「いつか駄目になるとわかっていた気がする」
「あなたが辛い想いをするのなら、もう会わないほうがよいのかも……」ということになり、落胆して帰る。

「ふざけるな!」ネット掲示板から電車男に声が飛ぶ。「どれだけ奇跡起こしてきたんだよ!」頑張れ1 頑張れ! 電車男! ネット仲間全員の大声援に、電車男は走り出す。
一言はっきりと本当の気持を伝えるために…。
  
 この原作は昨年十月、中野独人著とし、新潮社から発売された。広く注目を集めベストセラーとなった。またフジテレビ系でTVドラマが七月から放映され、八月には新宿パークタワーホールで、舞台化が決定している。
 
 この映画は、監督村上正典で東宝系で六月四日から公開されるや、三日で二十七万人を動員して大ヒットとなった。
 
 私はこれは単なるラブストーリーとしてだけではなく、ネット社会の人生の応援歌として大変面白くこの映画を見た。
 
 最初は興味半分でネットのやり取りをしていた名無しネットのメンバー達も、だんだんと電車男の行動の経過に引き込まれ、真剣に声援を送る。そしてその事から、それぞれのメンバーが、人生に抱えている問題の解決のヒントをつかむのである。
 
 これは、ネットメールのあり方をかんがえさせられた映画であった。

 

 

 
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なめてました…電車男(*^^*ゞ (バツイチあずさ -出会い系 やる気マンマン-)
ありゃりゃ…驚き!電車男が3週間の公開延長だって。 2週間前に、見に行った感想を書いたんだけどたくさんもらったコメントを見てても「良かった」「おもしろかった」っていう人がいっぱいいたんだよね。 期待マンマンで見に行くわけじゃないけど話題になってるしってこ