山城知佳子  プカリー水辺の物語 ー

  YAMASHIRO Chikako
水面に漂う水草物語

「待つ」ということ/鷲田清一

2010年08月04日 | 絵コンテ・写真日記
『....〈待つ〉というのは、時間を駆ることはしないが、しかしただたんに流れるままにまかせる
というのでもないような身がまえということになる。そう、ひとは向こうからやってくるのを
期して〈待つ〉。〈待つ〉ことには、「期待」や「希い」や「祈り」が内包されている。
否、いなければならない。〈待つ〉とは、その意味で、抱くことなのだ。

〈待つ〉ことはしかし、待っても待っても「応え」はなかったという記憶をたえず消去しつづ
けることでしか維持できない。待ちおおした、待ちつくしたという想いをたえず放棄すること
なしに〈待つ〉ことはできない。

...待つことの甲斐のなさ、それを忘れたところでひとははじめて待つことができる。〈待つ〉
ことにはだから、「忘却」が内包されていなければならない。〈待つ〉とは、その意味では、
消すことでもあるのだ。

 抱きながら、消す。この振り幅が、じれったさということを〈待つ〉にもたらす。待ち遠し
い、待ちこがれる、待ちわびる、待ちかねる、待ちあぐねる、待ちくたびれる、待ち明かす、
待ちつくす・・・・と、このじれを表す言葉はくどくどしいほどある。

 意のままにならないもの、偶然に翻弄されるもの、じぶんを超えたもの、じぶんの力ではど
うにもならないもの、それに対してはただ受け身でいるしかないもの、いたずらに動くことな
くただそこにじっとしているしかないもの。そういうものにふれてしまい、それでも「期待」
や「希い」や「祈り」を込めなおし、幾度となくくりかえされるそれへの断念のなかでもそ
れを手放すことなくいること、おそらくはそこに、〈待つ〉ということがなりたつ。』

晴れを待つ

2010年07月30日 | 絵コンテ・写真日記
天気予報が日々変りますねー
ハレを待つ日々
沖縄はイメージと違って全国でも晴れの日がすくないと言われます
この数日は雨続き
昨日の天気予報では火曜が晴れるといっていたが
今日は日・月曜が晴れると予報されてた
むずかしいなあ