昨日の夜、TBSで放送された「FACES」と云う番組に、
96歳のピアニスト 室井摩耶子さんが御出演されていました。
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室井 摩耶子
96歳
ピアニスト
世界13か国でリサイタルを重ね、「世界150人のピアニスト」に選出。
現役最高齢ピアニストとして活躍中。
【音楽は音で作った“詩"であり“戯曲"であり“小説"だ】
音楽というのは、ピアノの音が「何か」を言っていて
その「何か」が聴く人に伝わるべきであると思うのです。
そういう音を出そうと、必死でピアノを弾いている、それだけです。
ピアノを弾くことは、飽きないどころか
このごろ音楽をやっていて良かったと思うことがあるんですよ。
今までに何度も弾いてきた曲をもう一度弾くと
「あ、ベートーヴェンはこの時にこんな音を使っているけど
こういうことを言いたかったんだ」と今でもいくらでも発見があります。
音楽というのは、音で作った“詩"であり“戯曲"であり“小説"だと、私自身は納得したし
「室井さんの音楽を聴いていると何かモノを言ってくださっている気がするんですよ。
家に帰ってもその音が響いているのですよ。」なんて批評をくださった方がいて、
私は天にも昇らんばかりに喜んじゃいました。
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「音楽は音で作った詩であり戯曲であり小説だ」とのお言葉は、非常に共感致します。
1世紀近くもピアノを弾き続けていた室井摩耶子さんが仰ると、
その言葉に重みが加わります。
そして96歳の今も、ピアノを弾いていると、毎日発見があるとのこと。
素晴らしいな~と、心から思います。
そして、私も精進しなければ!と、気が引き締まるのでした。