空風道中

莉文(Ribun)

きっとまた

2012-07-27 22:23:14 | 空間
日本男子サッカーが強豪スペインに勝って幸先の良いスタートをきりましたね。
と、ここでサッカーのことを話すわけでもなく全然今回の話題はオリンピックではなく、ここ日本の山の話となります。

なにせ、初の本格的登山である。
登山好きの人に誘われ先日登ってきた。しかし、ここで登山の記録をくどくど書くのはやめた。
しごく簡潔に言ってしまうと、ただ過酷であり、そのなにものでもない。
登山とは真のサバイバルである。
登山中、おじいちゃん集団が談笑しながら軽々と登って行く姿を羨ましく横目で見ながら、息をぜいぜい切らせていた一こまもあり。岩あり谷あり滝あり雪渓ありと命すれすれの綱渡りしている心境の中、小さな花が目にはいると、心底ほっとし癒される。
登った山は南アルプスの仙丈ヶ岳。標高3033mだ。前の日は慣れない小屋泊まりでいびきの合唱になかなか寝付けず、それがたたったか、登れば登るほどに頭痛が増す。さらに重い荷物を背負いながらの急斜面、本当にこの山行を無事に乗り切ることができるのか。と自問自答しているのか、いやはっきりいってそれどころではないというのが、登っているときの正直な心境。一難去ってはまた一難。天候は至極良くなく、終始曇り空。周りは霧で覆われている。



山は体力よりも精神力のほうが鍛えられると思う。
何故人はこの苦行の山へ登るのか。登りながら、人ってすごい!こんなに険しい道のりなのに、こんなにも大きな山を登って下りてこられるんだ。人の力の可能性を見た気がした。

結局今回は一瞬霧が晴れたときに頂上付近から見た濃い山のみどりの景色しか見られなかったが、その景色は今もはっきりと思い出せる。これで晴れていたら、きっともっと晴れ晴れした気持ちでまた来よう!と思うのだろう。。とはいえ、そう思いたいがためにまたきっと登るんだろうな。


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