赤坂あいがさ日記

赤坂の街が好きです

なのでこの街でお店を始めました

繊細なイタリアン

2007-12-09 22:47:21 | Weblog
劇場を出たら、街はブルーグラデーションの並木道。

六本木ヒルズの喧騒からちょっと離れた場所にその店はありました。

『ラ・グラディスカ』
今年の4月オープンしたばかりです。

迎えてくれたのは女性のサービススタッフ。
丁寧にお料理の説明をしてもらいコースを選びました。

まずはシャンパーニュでカンパイを☆
繁さん、ありがとうございます♪

さっき観てきたパフォーマンスの話で盛り上がっていると、
前菜のまえに、ひとくちサイズのアミューズが運ばれてきます。
豚のタンとパプリカ、それに香草。
うわ、おいしい。
やっぱりここ、アタリ!
なんかね、凛としたあたらしい味がする。

前菜に選んだ鴨肉。
味付けがシンプルなので素材の風味がダイレクトに入ってきます。
ワインは2002年のバローロをグラスで。


前菜二皿目。
ポテトを刻んで円形にフリットしたものに、チーズソースが添えてあります。
これも初めていただく料理。でもどこか懐かしい感じがする。
こちらのシェフはイタリア、ピエモンテ州のレストラン「PISTERNA」で、イタリアでは日本人初の一つ星を獲得したひとなのだそうです。
若くてお肌つやつやで、まっとうな職人の持つ自信が輝いているような感じでした。

さて、お次のスープがわたし的にはメインディッシュだったの。
それは「東京最高のレストラン」でフードライターの大谷浩己が絶賛していた
豆のスープにゼラチンたっぷりの肉と豚の脳髄のテリーヌを添えた一皿で
豆をくたくたになるまで煮込んだイタリアのマンマの料理。

正直、今まではイタリア料理のイメージってざっくりしてて
たとえばチーズとかオリーブオイルの味が前面に出ているようなものでした。

でもここの料理はちがうの。
大胆ななかにすごく繊細なハーブの味付けがしてあったり(魚介のニョッキ)、
はたまたパスタに使ったきのこの味は、本来の風味以上のものが引き出されていたり。
すごいのよ、とにかく。

今だから携帯でこんな形で味の感想をぷちぷち打ちこんでるけど
最後にシェフがお見送りにきてくれた際に
「ほんとうにおいしかったです」としか言えなくてすんごい歯痒かったのよ。

ぜったいにまた行こうっと。
こんどはちゃんとブログに書きたいのでと伝えて
お料理の名前もメモしてきますから。

最後に、メインディッシュは小鳩のロースト。
野性味をかみしめているような食感。内側がちょっとレアに焼いてあるのがたまりません。
フィンガーボールが出てくるので、骨に付いた肉は残さず食べることができます。

ラ グラディスカ

東京都港区西麻布3-3-23
フィルドア西麻布B1
03-5918-7055

真琴

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