つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

9月の本

2017年10月02日 | 本・・・

末っ子のバイト先が古本屋。

古本屋と言っても昔ながらのものでない店だが、

先日戻ってきたときに古本屋あれこれを聞かせてくれた。

今あの業界、品薄で困っているようだ。

大掃除の季節になると大分に補充されるようだが、

最大の問題は所謂「メルカリ」に代表されるネットのフリーマーケットのようで、

彼曰く「だってうちじゃ10円しかつけないけれどメルカリならつけ放題でしょう?」

なあるほど、!!

私はやり取りが面倒で「宅本便」と呼ばれる取りに来てくれる買取査定をよく利用する。

人それぞれで、商売もそれぞれのようです。

ただ、思うのですよ…年取ってやることが限られてきたら、

そういうことに頑張るのもいいことのような気がします。

 

 

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:3928
ナイス数:143

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)赤ひげ診療譚 (新潮文庫)感想
なんとなく読了後だろうと気分は再読で読みだしたら、初読みだったと気が付いた。こういう物語だったんだと改めて驚いた。私の記憶は映画やテレビドラマによって作られたものだった。そのためにとても新鮮に頁を捲ることができた。面白かった。藤沢周平に立花登という若い医師を主人公にした連作があるが、名前のせいかとも思うが同じ風を感じた。
読了日:09月30日 著者:山本 周五郎
阪急電車 (幻冬舎文庫)阪急電車 (幻冬舎文庫)感想
再読 この作家の本の中で、この物語が一番好き。行きずり人が、行きずりでなくなるときがある。そんな奇跡を描いている。読むたびに、好きな場面が違っているのも再読に耐える理由のようです。
読了日:09月27日 著者:有川 浩
聖-天才・羽生が恐れた男- 新装版 全3巻セット聖-天才・羽生が恐れた男- 新装版 全3巻セット
読了日:09月26日 著者:
のせ猫BIGのせ猫BIG
読了日:09月26日 著者:SHIRONEKO
日暮れ竹河岸 (文春文庫)日暮れ竹河岸 (文春文庫)感想
再読 葉室麟の本の何がひっかっかるのか気になって、本棚から軽く読めるものを選んだ。比べるものではないが、市井の人のほんのちょっとした動きが短い頁数の中に浮かび上がる。絵描きで言ったら気まぐれでスケッチを見せてくれたような、そんな感じ。長い物語であったらほんのひと場面にもならないような、そんな一瞬を見事に描き切っている。作風というものがあるから一概に比べてどうのとは言えないが、もう新作を望めない藤沢周平の代わりを探しているのかもしれない。それが私が十二分に葉室麟の世界を楽しめない理由かもと感じた。
読了日:09月24日 著者:藤沢 周平
橘花抄 (新潮文庫)橘花抄 (新潮文庫)感想
藤沢周平の本が好きです。初めは読んでいてつらいものが多かったのが歳が重なるごとに読みやすくなっていく、作家の変遷が感じられ、そして登場人物の心を描くその筆致に何度でも手に取りたくなる。葉室麟という作家が生み出す本、再読したくなるものが出てくるのか?読み切ることはできるのだが、どうも筋立てに追われてしまい、想像の翼の中で登場人物が生き生きと動くことがない。もう少しそういう楽しみが感じられたら好きな書き手になるのだが、私の力不足なのだろう?
読了日:09月23日 著者:葉室 麟
ランチのアッコちゃん (双葉文庫)ランチのアッコちゃん (双葉文庫)感想
再読直後、テレビで大阪ミナミ自由軒のカレーを観た。この本では“下卑た食い物”と評されているが、とても丁寧に作られるカレードリアのようなものだった。“生卵がのる”という提供の仕方が、そういう表現になるのかもと不思議な感じがした。ほかの料理もそういう側面があるのかもしれない。
読了日:09月22日 著者:柚木 麻子
還暦川柳 60歳からの川柳 ~遺言を 酒の肴に 毎夜変え~還暦川柳 60歳からの川柳 ~遺言を 酒の肴に 毎夜変え~
読了日:09月17日 著者:
マドンナ (講談社文庫)マドンナ (講談社文庫)感想
古本屋で80円で手に入れた。期待せずに頁を捲ったら、これが意外に読み応えがあり面白かった。そうか“おじさん”とよばれるようなサラリーマンの生活ってこんな側面があるんだ!!どれも面白かったが、「ボス」と「パティオ」が好き。
読了日:09月16日 著者:奥田 英朗
銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)
読了日:09月15日 著者:荒川 弘
女城主 (PHP文芸文庫)女城主 (PHP文芸文庫)
読了日:09月15日 著者:池波 正太郎,井上 靖,岩井 三四二
銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)
読了日:09月13日 著者:高田 郁
むかしのはなし (幻冬舎文庫)むかしのはなし (幻冬舎文庫)感想
この作家の描き出す世界が嫌いではないのだが、まっすぐでない何かを感じて居心地が悪いものがある。これもそういう気配の強い作品だった。面白いのだが、ふうむと腕を組んでしまう。読む力の不足、経験の不足、知識の不足…足りないものだらけとさらに猛省してしまう。
読了日:09月11日 著者:三浦 しをん
町長選挙 (文春文庫)町長選挙 (文春文庫)感想
シリーズものを続けて読んだ。一作目、二作目は主人公のハチャメチャなキャラクターに目を奪われてしまったが、この三作目は物語がふわっと浮き上がった上に、伊良部先生が絡んできて本として楽しめた。なんだかんだ言ってみんな伊良部先生に信頼を寄せるから、名医なんだよな…。
読了日:09月09日 著者:奥田 英朗
空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)
読了日:09月05日 著者:奥田 英朗
イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)
読了日:09月01日 著者:奥田 英朗

読書メーター

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2 コメント

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Unknown (もも吉)
2017-10-02 09:35:39
多忙な9月でも読書数は多いですね
やはり読書は大家さんの息抜きなのでしょうね
有川浩のこれはいいですよね
小さな感情を丁寧に書いてるので温かいですよね
三浦しおん作品、気になりながら未だ読めずです、今年の秋こそ!
もも吉さんへ (大家)
2017-10-10 10:07:28
私は本が離せないのです。
何かもやもやすることがあるともう本の世界に逃げ込みたくなるのです。
逃避しているんでしょうねえ?
体力があるときは散らかった部屋にいても平気なんですが、もう疲れてよれよれになっていると、そういう部屋にいられなくて、猛烈に片づけだすことがよくあります。
そういうことなんだろうと思います。

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