最近、ご縁が繋がることが多い。日本一の会を始めてようと決心してから名刺に「日本一の会 主催予定」と書いていたが、今度の名刺から名実ともに「日本一の会 主催」と書くことにしよう。
決意の強さで、縁が変わるのは何度も経験しているのだが今回のご縁もその通り。先日ある会でお隣になった和光市議の松本様(同い年?!)の日記に、議員会館で勉強会があり、C.W.ニコルさんが来るというのを知った。その場で参加したい意思を市議の日記のコメントに送り、本日参加させていただいた。
ニコルさんには一度お会いしてみたいと思っていた。私も山登りをする人間として、自然を愛する日本人として大学時代から感じるものがあった。当時の自分が森林伐採を痛感していたのは、山の上から見るその景色であった。
バブル真っ最中、ゴルフ場の会員権が飛ぶように売れ、まだ建設されていないゴルフ場にも権利発生していた時代の話。山に登る度に、山肌がショベルで抉り取られていくその様をどこに行っても見せ付けられた。ゴルフ場建築の為だった。平地から見ている時には分からないのだろう。航空写真で真上から見ているときも実感がないのだろう。しかし、その山より高い山に登ってみることで、初めてその抉り取られる痛々しさが実感できる。
ニコルさんのお話は、本当に心に染みた。
「小さくていいのよ。続けること。出来ないなんてことはないんだよ。わたしも、もう財産もないね。でも、それより大切なことある。ひとりが森を守る。10人が、100人が、千人、一万人が森を守って、ボクが日本に来たときに、その美しさに感動したように、みんなから感動してもらうことはできるよ。そしてボクが日本を好きになったように、みんなに好きになってもらおうよ」
ニコルさんが現在守っているアファンの森。(アファンとはケルト語で風が通る場所という意味)本当に風がとおり、鳥がとおり、こぼれ日のこぼれる理想の森。やせた杉林の鬱蒼とした生の香りがしない森とは大違いだ。そのチャレンジ精神に。思いの強さと純粋さに、本当に心を打たれた。
「何か手伝わなければ」皆さんもきっと、今日のお話を聞いたらそう思うはず。要望があればぜひ、ニコルさんを呼んで、日本一の会で講演をしていただきたいと思う。
興味のある方は、ぜひアファンの森のHPを訪れて欲しい。
http://www.afan.or.jp/contents9+index.htm