노래 norae

 노래(歌)
 発音は「ノレ」
 英語で song ですね

 かろやかに歌うように
 一日をはじめたい

『この世界の片隅に』

2017年05月16日 | 観た映画の感想など
日本映画『この世界の片隅に』(2016年12月12日 Facebookより)



アニメ映画を観てきた。

すすんでアニメ映画を映画館で観たのは「千と千尋・・・」以来2作品目。
アニメは嫌いじゃないけど映画館で観ることはほとんどない。


坂本龍一に見いだされたという、コトリンゴが歌う「悲しくてやりきれない」が
ふわふわと、つかみどころないけだるい歌声が映像にマッチしてすんなり引き込まれた。


屈託のない、絵を描くことが好きな素直な少女がまだ平和だった瀬戸内の海辺で育ち、
幼馴染みにほのかに恋心を抱きながら会ったこともない男性と親の取り決めでお嫁に行く。



そんな時代だったのだ。

ただ救われたのは彼女の人を疑わない素直な心を、
やさしく包み込む嫁ぎ先の家族がいたことだ。
とくにパートナーとなる男性に愛される。

その後、時代はどんどん彼女から日常を奪っていく。
戦況が悪化するにつけ不自由を強いられるのだが、
実家のある広島に原爆が投下されあの夏の日を迎える。

世界観が180度転換するなかで、一瞬太極旗(韓国の国旗)が映る。
(前に聞いた話だが原作のコミックではそれを詳細に描かれていたのだが、
この場面は簡単に流れたと。日本の戦争責任について論議があるとも聞いたが・・・)



この映画は反戦映画とみることも可能なのだが、僕はそう見なかった。
そういう見方もできるのだが「一女性としてのかけがえのない日常」を描いていると思う。

少しネタバレになるのだが、かつてほのかに恋心を抱いていたクラスのガキ大将だった哲が、
海軍に入隊しその戦艦が寄港中の自由時間に結婚している主人公、すずに会いに来る。

すずのパートナーである周作は、その夜「家に彼を泊らせることはできないから、
納屋の二階に寝てもらう。
(炭を入れたあんかを手渡し)そのほうがいろいろ話せるだろ」といいすずを送り出す。
その手で入り口に鍵をかけカーテンを閉める。

周作は、なんの遠慮もなく哲に接するすずに言いようのない、嫉妬のようなものを感じていたのか。
僕は、もう会えることはないかもしれない哲との時間を黙って与えてあげた周作のやさしさと、
すずへの愛情に涙がぽろぽろこぼれた。



戦争が愛する者を奪っていく理不尽さにこの映画の「反戦性」を感じることもできたが、
作者はそれに主題を置いたと思いたくない。

戦争のさなかでも牧歌的でふんわりした風景をパステル調のきれいな画像で映し出した
作家の絵心に心奪われた。

それとなにより、この映画に出てくる人たちがみんな優しくて暖たかくて・・・
そんなところに救われた気がする。#euimovie
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