仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『相棒』 Season 8:第8話「消えた乗客」

2009-12-09 22:56:45 | ドラマ、映画
右京(水谷豊)と尊(及川光博)は駐車場に止まっている不審な路線バスを発見する。調べると、運転手もいなければ、乗客もいない。
一体何が起きたのか?
やがて運転手、乗客の命と引き換えに1億円を要求する脅迫状がバス会社に届く。
難を逃れた乗客の一人、恵(中川安奈)によると、犯人は客を装っていた上条(平野貴大)という男で、運転手の中島(松田洋治)と乗客をどこかへ連れ去ったという。
単なるバスジャックにしては不自然な点も多い。
右京と尊が不可思議な誘拐事件からあぶり出した驚愕の真実とは?


ゲスト:中川安奈 松田洋治 平野貴大


脚本:徳永富彦
監督:和泉聖治



(以上、 「相棒」公式HP より)



何ともややこしい話だつた。
いや複雜といふ意味ではなく、「ややこしい」話なのだ。
あ、この「ややこしい」といふ言葉のニュアンスは關西弁かな?

じつにミステリアスな状況から物語は始まつた。
これはもしかしたら本格推理モノかと思つたのだが、やがてこの事件の背後には4年前の女性の自殺に絡むどろどろとした人間模樣が背景にあることがわかつてくる。
しかも、その眞相が二轉三轉するのだからややこしい。
自殺したと思はれた女性がじつは殺されてゐた、なんてことは想像がつくのだが、そして殺した犯人も想像がつくのだが・・・

紫陽花は咲いてゐる場所の土によつて色が變る。
土壤が酸性なら赤、アルカリ性なら青。
なので、花言葉は「移り氣」なのだとか。
戀人が、相手に紫陽花を贈るなんてことはない、らしい。
でも、男はそんなこと知らないのが普通。
といふことは、殺された女性の部屋にあつた紫陽花の花束は・・・


ま、私の苦手なお話なので、このへんで。


面白かつたシーン。
芹澤くんが、右京さんたちの前で例によつて、搜査情報を喋つてしまふ。
すかさず伊丹が芹澤のい頭をはたく。
それなのに、まだ話してしまふ芹澤。
伊丹:「お前、バカだらう?」
確かに。


尊くんが、初めて「花の里」に登場した。
「エライわね、上司のいきつけの店に來るなんて」
以前は薫くんが來てゐたのに、尊くんが來ないので、私は寂しかつた。
これで「相棒」への距離が少し縮まつた。


最初と最後に、右京さんと尊くんのチェスのシーン。
右京さんは大學時代にチェス部に所屬してゐて無茶苦茶強かつた、といふ話が以前にあつた。
いくら尊くんがエリートでも、チェスで右京さんに勝てるわけがない。
案の定、最後は、右京さんの勝ち。
右京:「チェックメイト」
尊:「負けました」
尊くん、ちやんと右京さんのはうを見て云はうね!


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