仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「どっちの料理ショー」 スウィーツ・バトル

2006-02-09 22:18:26 | 日々雜感
けふの「どっちの料理ショー」 は聖バレンタインデイにちなんだ、スウィーツ・バトル。
以前、ラーメン・バトルがあつたが、その時と同樣に、勝つたら店で出せるが、負けたはうはレシピを封印しなくてはならない。

鬪ふのは、東京・惠比壽「トシ・ヨロイヅカ」の鎧塚俊彦と、東京・調布「サロン・ド・テ スリジェ」の和泉光一。

實を云ふと、私はこの手のものがさほど好きではない。
正直云つて、けふは觀るつもりもなかつた。
ところが、少しだけ、と思つて觀てゐるうちに惹きこまれてしまつた。
二人のスウィーツに賭ける熱い思ひ!

鎧塚は、形からはいると味がぶれてしまふ、といふ。
和泉はプロなら味がぶれるなんてことはない、形と味とを兩立させてこそプロだといふ。
スタジオでは、見えない火花が飛び散つてゐた。

私は、和泉光一のつくりだす造形美に魅せられた。
まさに藝術の域に達してゐる。
彼に勝つて欲しいと心底から思つた。

だが、結果は6-3で鎧塚の勝利。
一緒に觀てゐた嫁はんが、
けふのゲストはみる目がない!
と叫んだ。

負けた和泉さん、氣の所爲か、目がうるんでいたやうな・・・
悔しかつたのだらうなあ。
それでも、彼は云つた。
負けは潔く認めて、これよりさらに完成度の高いスウィーツを作ります!
頑張れ、和泉!


ご參考までに、それぞれの紹介を「どっちの料理ショー」公式サイトから引用しておく。

<鎧塚俊彦>
ヨーロッパで8年間修業し、日本人で初めてベルギー三ツ星レストランのシェフ・パティシェを務めた。
ベルギー国王の宮廷デザートを担当したこともある。
ヨーロッパが認めた直感派パティシェ。

<和泉光一>
チョコレートデザートの世界最高峰の大会「ワールドチョコレートマスターズ2005」で日本人初の優勝。
繊細で斬新なデコレーションが特徴。
また、和菓子店の長男として生まれたことから、和の奥深さを感じさせる。
和菓子職人のDNAを持つ世界チャンピオン。



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