仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「レイクサイド」 東野圭吾

2006-04-03 23:09:57 | 讀書録(ミステリ)
「レイクサイド」 東野圭吾

お薦め度:☆☆☆
2006年4月3日 讀了


湖畔の別莊で起きた殺人事件。
4組の親子が中學受驗のために合宿してゐる場でその事件は起きた。
殺されたのは夫の愛人。
殺したのは妻・・・
居合せた他の3組の夫婦は、その事件を隱蔽しやうと協力する。
なんといふ親切な夫婦たち。
だが、その親切には裏があつた。

讀んでゐて、何故みんなで協力して事件を隱さうとするのか疑問に思つた。
當然の疑問なのだが、その疑問がこの作品のポイントになつてゐる。
眞相はやがて明らかになるのだが、それでもなを、同じ疑問を持ち續けてしまふ。
どんでん返しといへば、確かにその通りなのだが・・・

私には登場人物たちの考へ方、物事の感じ方が理解できなかつた。
内面を描寫しない手法といふことらしい。
それゆゑか、「白夜行」を讀んだときと同じやうな、或る種の「齒痒さ」を感じてしまつた。


2006年4月3日讀了


レイクサイド

文藝春秋

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