花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設16年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調が重なり、家の回りの生活が主になった。

南米の世界遺産を巡る(7)

2012年04月21日 | 海外旅行「南アメリカ」ペルー・イグアスの滝(ブラジル側、アルゼンチン側)

≪アルゼンチン側のイグアスの滝≫
旅の4日目4月8日は、イグアスの滝をアルゼンチン側から見学する日である。
ブラジルのホテル前から9時にバスで出発。30分程でブラジルの国境に着いた。パスポートを添乗員に預けたら、現地のガイドと一緒に出入国管理事務所に行って全員の出国手続きを済ませてくれた。
バスがゲートを通過して間もなく、今度はアルゼンチンの出入国管理事務所があり、そこで同じ様に入国の手続きを済ませてくれた。その間両方で25分程私達はバス内で待っていた。そしてようやくアルゼンチンのイグアスの拠点の町「プエルト・イグアス」に入り、国立公園の入り口でバスを下りた。
そこからは壁が無くすずしいトロッコ列車に乗って、一番奥にある「悪魔ののど笛」の散策路入口まで行くのだ。トロッコ列車は大勢の人達で賑わっていた。

  

「悪魔ののど笛駅」で列車を下り、散策路を奥へ20分ほど歩いた。
途中、びっくり眼の様な目をした野鳥『ルリサンジャク』に出会った。また数組の母子でグループを作って行動するという『アカハナグマ』にも何度も会った。飛び出した鼻先で土の中にいる虫を取って食べるらしいが、観光客が持っている食べ物を奪ったりもするのだ。
(バッグの中の食べ物を狙ったアカハナグマに噛まれた人もいたので、「狂犬病」の予防接種をしていない私は噛まれないように注意した。ちなみにこういう国では動物の衛生管理がされていないので、人間が噛まれるとまず危ないのだそうだ)
母親が尾を立てて歩くのは、自分の子供への目印だという。

   

           

穏やかに流れる川の上にかかった長い橋を2つ越えると水煙が見えた。突き当りが「悪魔ののど笛」を正面に見る事ができる有名な展望台だった。ブラジル側からは遠くにしか見えなかったのだが、まさに直ぐそこにあった。
余り広くないその展望台は、観光客で溢れていた。私は人の隙間にもぐり込んでほとばしる様に流れ落ちる滝を眺めた。細かな水滴が降り注ぎ、人もカメラのレンズも濡れた。それで撮った写真が大分駄目だった。
対岸の遠方を見ると、前日行ったブラジル側のホテルとエレベーターで上がった展望台が見えた。

   

アルゼンチン側には遊歩道を上下に幾つか作ってある様だったが、私達は上の2か所に行っただけだったので、私自身はどちらかと言えばブラジル側から見たイグアスの滝の方が全景に近い景色を眺める事ができたし、また、変化に富んでいて良かったと感じた。
(下の写真は上から下の展望台を写した)

       

現地ガイドの話では、この日のブラジル側の滝は水量が少なく、ボートツアーも中止になったと聞いた。多分上流に作った水力発電所が、放水を調整したのだろうと思った。

※枠で囲まれている写真をクリックすると拡大します。

コメント (4)
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