花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

マレーシアの旅(5)

2012年01月18日 | 海外旅行「東南アジアⅢ」マレーシア、シンガポール

≪キャメロン・ハイランド≫
市内観光を終えてからバスで高原の「キャメロン・ハイランド」に向かったが、途中、スリムバー駅まで1時間半程、マレー鉄道に乗車した。私たちは清潔な指定席に乗ったが、黄色のユニフォームを着た女性車掌が時々巡回して来た。座席の向きが真ん中から左右に向けて固定されていて、私達は後ろ向きに座る事になり、変な感覚だった。

 

下車後、駅前で待っていたバスに乗り込んで100kmの山道を3時間かけ「キャメロン・ハイランド」を目指して登って行った。
私は途中で寝てしまい、目が覚めたら標高1800mの「キャメロン・ハイランド」に近づいていた。遠くに高い山並みが見え、舗装された道路の一方に深い渓谷があった。
やがて平地だけでなく傾斜地にもビニールハウスを張った温室が沢山見えだした。小さな町を2~3通り抜け、どんどん高地まで登って行った。
すると何と山の中に信じられないような大きなホテルが建っていて、そこが2日目泊まるホテルだった。

  

ここはクアラルンプールからは車で4時間だそうで、イギリス統治時代の1885年にウイリアム・キャメロンに見いだされ、紅茶栽培、高原リゾート地として開発が勧められた所だと言う。現在は高級別荘地として知られ、茶畑、野菜畑、イチゴなどの果樹園の他、薔薇園やゴルフ場も作られている。農産物の大半はクアラルンプールに運び、消費されるという。

夕食はホテルの傍のレストランで「水炊き鍋」を食べた。地元で採れた色々な新鮮な野菜や茸類、魚介類、豆腐や油揚げを1つずつ順番にだし汁で茹で、たれにつけて食べて行った。最後にラーメンを入れて食べたのだが美味しかった。

 

3日目、起きてからカーテンを開けるとキャメロン・ハイランドの風景が見えた。早速部屋のベランダから周囲の写真を撮った。部屋の下にホテルの前に立ち並ぶ高級コンドミニアムが臨めた。朝食は山の上のホテルとは思えない豊富な食材と美味しさだった。

 

  

8時にホテルを出発し、先ず近くの朝市に行った。トーモロコシやさつま芋を茹でて売っていた。さつま芋の揚げたのもあった。苺は酸っぱめらしく、砂糖煮したのも売っていた。冬虫草という虫に似た植物が珍しかった。大きい野菜はクアラルンプールに出荷するのか、朝市で目にしたのは小型のイモ類が多かった。数人が苺畑のマグネット5個を10RM=280円で買った。

   

そこから茶畑に行った。赤道に近い場所なのに高原なので柔らかい茶葉ができ、年間24回も摘めるのだそうだ。私は中にある店でティーパックが25個入っている紅茶を数箱買った。(1箱15.5RM=430円)

 

次いで「国立植物研究所」に行った。入り口の温度計は17℃だった。
苺、トーモロコシ、薔薇、ダリア、ラン、ゼラニュームなどが植えられていた。この高地で生産販売できる植物を研究しているのだろう。

  

 

帰りはバスの右側の席に座って、昨日寝てしまって見なかった渓谷をしっかり見ながら山を下りた。現在でも途中の村々にホテルやコンドミニアムの建設が進められていた。学校や病院もあった。
コンドミニアムは家具や電気製品が付いたアパートで、退職した日本人夫婦も沢山長期滞在しているそうだ。
高物価の大都会に住む退職者夫婦にとっては、雄大な自然に恵まれ、気候が穏やかで、日本よりも物価が1/2~1/3と安いというこの場所で長期間滞在するのも楽しいかも知れない。また西日本の夏の酷暑を避けて、ここに避暑をするのも良いかも知れない。
しかし私自身は今でも似たような自然に囲まれた生活をしているので、こちらが寒い冬にでも行って安価に暮らしながらトレッキングでも楽しめる外国という以外の利点は見当たらなかった。キャメロンハイランドは私にとって、正に「百聞は一見に如かず」の場所だった。

  

コメント (3)
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豪雪の岩見沢市

2012年01月18日 | 日記
年末から一昨日迄降り続いた雪で、豪雪地帯岩見沢市の積雪量は例年の2倍以上の194cmにもなり、除雪が追い付かず、一時はJR、バス、タクシーも含めた交通がマヒしていた。プレハブの事務所が潰れたり、除雪ができず、家に閉じ込められている高齢者も多いらしい。
今日、やっと自衛隊の除雪救援活動が入ったそうだ。
昨日、伯母から電話があったが、今まで見たことが無いような積雪状態だそうだ。(幸い今、伯母は、高齢者専用賃貸住宅にいるので心配ないのだが、4年前までは、家に私が除雪の手伝いに行っていた)
ニュースによると、この所の雪は、降る場所が固定化しているために起きているという。また、例年よりも気温が低い日が続いたので、降った雪が溶けないことも積雪量が大きくなった理由らしい。

実は私もこの市の出身で、高校卒業まで実家に住んでいた。
母子世帯だったので、冬の除雪は私の役目。
屋根に上って雪下ろしをしたり、軒先まで降り積もった雪で窓が塞がり、室内が真っ暗になるので、幾つもの窓の所まで雪を漕いで行き、塞いでいる雪を取り除く作業を毎年していた。
屋根から滑って落ちた事も数回ある。直後にスコップが傍に落ちて来た時は驚いたが、怪我もなくホッとした事もある。そんなので豪雪の大変さは分かっている積りだ。
また、玄関前に屋根から雪が落ちてくるような家は危険なので、屋根の形は慎重に考えなければならない事も学んだのだ。

ニュースで高血圧や心臓病の人が気温の低い戸外に出て重い雪の除雪をすると、体に負担がかかって倒れる事があると言っていた。私も高血圧症なので気をつけたいと思った。

岩見沢市も今日は晴れ。除雪が進んで早く交通環境が回復し、日常生活ができる様になって欲しい。

コメント (2)
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