ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

今年の・・・・

2017年03月25日 01時54分16秒 | サービス
流行語大賞の候補には間違いなく上がりそうな言葉


「忖度」


日常の中でどなたも経験する行為、というか「気遣い」

考えてみれば感じも画数が多い訳でもないし、文字数も少なく・・・

もっと使われていてもよさそうですが、意外と使われていなかったなあ、と私には感じられました。


しかし気を遣ったつもりでも喜んでもらえなければ意味がありません。


例えば「左利きの方の利便性を忖度してナイフとフォークを逆に配置した」というのは喜んでもらえるかというと意外に違うんです。(そむりえ亭はレストを左に配置してますので、入れ替えは致しません)

左利きの方の多くは左のフォークが左にあるままの方が使いやすく、右利きの人より器用ですからナイフが右でも、さほどに困らないのです。

勿論、すべてとは言いません。


が、お客様が「ありがとう」と言った、というのは真に受けてはいけません。

「やってくれたから礼をした」までです。


では、しないほうがいいのか?

難しいところです。


でも「聞く」ということが間違いなく大事なこと。

「どちらが使いやすいですか?」

左利きが発覚した後で良いと思います。

「聞いてしまうと価値がない」という人もいますが、独りよがりでは意味がありません。


聞くことで「あ、気を使ってくれている」と理解できますし、本当に使いやすい方法を提供できるのですから・・・



「忖度」

多分流行るであろう言葉ですが、ま、今の登場の仕方は証人喚問などでの悪印象です。

可哀そうな言葉ですね。


しかし、本来は「相手の心中を慮って」「気遣いして」ということですから、持っていたい気持ちです。

大事なのは「過剰にならない」こと。

あ、これを読んでいる顧客の方の心を忖度すると

「忖度、忖度、ってお前博多の出身か?」

「それはドンタクやろが・・・」

とでも言っておきましょうかねえ(汗)


さて今日は土曜日。

まだお席がありますよ‼‼

           樋口誠







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