こもれ日さんぽ

緑の中で深呼吸・・・そんな気持ちで自分と向き合えたらなぁと・・・

「フレッシュ・コンサート」へ~神奈川フィル

2017-03-05 07:44:47 | うっとりパフォーマンス

あ~っ、ラフマの3番だ~~っ!

聴きたい、聴きたい・・・!

 

せっかくの週末なのに、

突然、夫に予定が入ってしまい、ぽっかり空いた時間・・・

良いコンサートを見つけました!

 

(神奈川フィルハーモニーの公式HPよりいただきました。)

 

 

神奈川フィルハーモニー管弦楽団の特別演奏会、

「第11回 フレッシュコンサート

~新進気鋭の若き演奏家による華やかな競演」。

 

会場は「木のホール」として愛されてきた

神奈川県立音楽堂で、それも嬉しい限りでした。

 

プログラムは以下の通りです。

 

♫グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(5分)

♫ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第三番 ニ短調 Op.30(42分)

♫チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(38分)

 

指揮/渡邊一正、ピアノ/青島周平、ヴァイオリン/高木凛々子

「神奈川県ゆかりの若きソリストを紹介するコンチェルトシリーズ」だけあって、

 お二人とも、東京藝大の1年と2年に在学中のようで・・・お若いッ!

 

 

定番の「ルスランとリュドミラ」の後、青島氏、登場!

イマドキの、ぺらんぺらんした(失礼!)ほっそい身体の、若者です。

・・・ラフマの3番なんて、体力が持つの!?・・・心配になるほど。

 

・・・杞憂でした。

(当たり前か~!)

 

私、泣きましたもの。

 

・・・今回の直木賞受賞作・恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)は、

ピアノコンクールに登場する若者を描く、群像劇です。

出場者の一人に、こんなセリフがあります。

 

「三番て僕、あまり趣味じゃないかなぁ。

後半の方なんか、ピアニストの自意識ダダ漏れって感じで。

二番が受けたもんだから、ラフマニノフが、じゃあもっとって、

自分が弾いてうっとりできるのを優先して書いた曲だよ」(197頁)

 

・・・・・・!

否定はできない気もしますけどね・・・・・・(;^_^A

 

 

(神奈川県立音楽堂は、1954年築、ル・コルビュジェの弟子・前川國男の設計。

「公共建築100選」に選ばれている。ホワイエの緑にご注目!建物もうっとり~。)

 

 

ふだん、3番はアシュケナージ氏のCDで聴くのですが・・・

2番と比べると圧倒的に聴く回数が、少ないです。

なんか、ご馳走がてんこ盛り過ぎて、お腹一杯になっちゃうというか・・・

 

ああ、それなのにっ!

 

CDと生演奏は違いますっ!

(当たり前か~また!)

 

生演奏の3番は、

その御馳走を、もっと食べたい、もっと、もっと・・・と、

どんどん食欲が出てきます。

 

そして、どのご馳走も、おいしいのだけれど、

その中でも、「これは!」という好物が、折にふれて現れる

それが際立って感じられるのです。

 

つまり、CDでは、「あ、いいな」と感じても、流れていくだけの部分が

圧倒的な存在感を持って迫ってきて、

ふと我に返ると涙が流れていた・・・ということ。

 

そんなことが、たびたびありました。

 

 

ラフマの曲の力、ライブの力もあるのでしょうが、

青島氏の力も、大きかったのだと思います。

(当たり前か~~またまた!)

 

ご自身のツイッターによると、初めてのコンチェルトだったそうで・・・

おそらく、そのあたりの真摯な想いが演奏に現れ、

心を揺さぶったのではないかと・・・

 

演奏中は、東出昌弘さんをシャープにしたようなお顔で

ずっと落ち着いた表情でいらっしゃいましたが、

最終章のクライマックスで、ふっと笑みを浮かべられたのです。

 

会心の出来でいらしたのでしょう。

ご本人も楽しんで弾いていらしたのが、よくわかりました。

 

ご挨拶の折も、笑顔を浮かべられ・・・

良いお顔でした。

 

まだ藝大の1年生ですから・・・これからが、とっても楽しみ!

今度は、しっとりした独奏も聴いてみたいものです。

 チャンスがあると、良いなぁ♪

 

(エントランス・風よけの黄色もご注目!)

 

 

休憩のあとは、チャイコのヴァイオリンコンチェルト。

名曲中の名曲、ウチの夫だって、たぶん、聞けば、わかる曲でしょう 笑。

こちらも、ほっそい高木氏が、渾身の力で魅せてくださいました。

 

今回はアンコールはありませんで・・・

そこが、ちょっと残念でした。

 

 

以下、余談です・・・

自宅に帰り、興奮冷めやらぬまま、

ラフマの3番を聴きながら、食事の支度をしていたら・・・

 

夫が帰宅。

 

「消していい?」と、CDをプチンと止められてしまいました。

ホント、この人、クラッシックに、興味ないんだなぁ~~

ここまで来ると、清々しいようです!

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6 コメント

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そらしゃーないか!? (hiroべ)
2017-03-05 13:04:22
最後のシーン、ふふっときました。
そうなんですよね。仕方ないと思います。
クラシックに興味のない人にとって、かえって苦痛でも
あるようですから。

ラフマニノフの3番、最後に聴いたのは比較的最近の気が
しますが、2番の10分の1も聴いていないと思います。
2番をイメージしていると、ずいぶん違ってます。
じっくり聴き込むタイプの曲、好きになるとこれが良いんですよね。
私はそこまではいっていないです。

県立音楽堂懐かしいです。
3、4回は行ってますが、何かの機会にまた行きたいですね。
hiroべさま (ぴあ乃)
2017-03-06 08:04:59
「しゃーない」ですかねぇ~~
わかっちゃいるんですけれど・・・

確かに好きでない人が、たとえばラフマの42分の間、
じっと坐っているだけでも辛いのに、
音を立てていけないとなると、もはや拷問ですよね。
私も、何度、サッカー観戦に出かけ、寝落ちしたことか・・・
サッカーが嫌なのではなくて、
夫のチームのゲームがつまらなくて・・・今や、完全リタイアしています。
やっぱり無理はしないに限りますよね 笑。

ラフマの3番は、私も、あまり・・・
2番は大好きで、気持ちを上げたいときによく聴きます。

県立音楽堂、ご存知でしたか、さすが!
最近、修繕を経て、きれいになりました。
小ぶりながら、良いホールですよね♪
Unknown (こむぎ)
2017-03-06 15:50:47
ぴあ乃さん素晴らしいピアノとヴァイオリンの演奏を
楽しまれたんですね。
CDで聴きこんでいたものを
生で聴かれると
その感動はまた一段と深いものが
あるでしょうね。
演奏される方の表情は
一流の演技者とも通じますね。
ぴあ乃さんのように詳しくは全くありませんが
クラシックもすんなりと身体の中に入ってくるものが
あります。
以前音楽のジャンルで壁を作っていましたが
この頃はあまりそういうことはないような気がしてきちゃって。
Unknown (あっこちゃん)
2017-03-06 21:11:08
昨日、『蜜蜂と遠雷』一回目が読み終わりました。
読んでいて心がゆすられるようで息つく暇もないほど
心を震わせて読みました。
今まであんな風に音楽を聴いたことがなかった気がします。
これからちょっと鑑賞の仕方が変わってくるのかもしれません。
あっこちゃんさま (ぴあ乃)
2017-03-07 07:41:19
きゃ~、『蜜蜂と遠雷』、お読みになりましたか♪
私も、全く同じ感想でした。
「心がゆすられて、息つく暇もないほど」・・・
まさにです!
↑のコンサートは、読了後初めてのコンサート、
しかも登場人物と重なる若いソリストだったので
なおさら、楽しめたのかもしれません。

我が蔵書となった『蜜蜂と遠雷』を、またパラパラと呼んでいます。
こむぎさま (ぴあ乃)
2017-03-07 07:53:14
クラッシックは奥が深いですものねぇ。
聴けば聴くほど、惹かれます。

少女時代にピアノの先生に三下り半をもらいながらも、
学生時代にギターを弾いたのが良かったのかな、
ずっとクラッシックを聴いてきたような気がします。
といっても、大みそかの「紅白」のような新しい歌も聴けば、
「歌謡コンサート」の演歌もオッケ~。
守備範囲は広い方が楽しいですもんね♪

コンサートは、あらかじめ決めてではなく
ふっと時間ができた時に、聴きたいプログラムを探して
出かけることが多いので・・・
いつもギリギリ!
今回は、若い人の良いコンサートに出会えて、
幸せでした♪

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