こもれ日さんぽ

緑の中で深呼吸・・・そんな気持ちで自分と向き合えたらなぁと・・・

「3月のライオン」と辻村深月さん

2016-10-14 20:30:52 | 本好き、活字中毒

今月号の雑誌「ダ・ヴィンチ」(メディアワークス)は

「『3月のライオン』大特集」です。

 

先月、最新12巻が出たばかり。

私も早速、影響されて、川本家の「つけめん」を真似しています。

(⇒過去記事

 

羽海野チカ作、連載10年を迎え、先週からアニメが始まり、

来春には実写映画も公開される、

今、大注目の漫画と言えましょう・・・

 

 

図書館で、早速、「ダ・ヴィンチ」をパラパラ眺めていたら・・・

辻村深月さんの寄稿「その救いの瞬間は羽海野さんの発明」に・・・

心ゆすぶられ、気が付けば、涙がにじんでいました。

 

 

コミック第5巻で、川本家の二女ひなちゃんの友達は

いじめにあい、不登校、遂には転校することになります。

ひなちゃんは必死でかばっていたものの、ついには自分がターゲットになるのです。

 

ひとりぼっちになることが本当は怖くて、震えるひなちゃん。

でも、彼女は泣きながら言います。

「後悔なんてしない・・・だって私のした事はぜったいまちがってなんかない!」と。

 

「その時 泣きじゃくりながらも そう言い切った彼女を見て

僕は かみなりに撃たれたような気がした

不思議だ ひとは こんなにも時が 過ぎた後で

全く 違う方向から 嵐のように 救われる事がある」・・・

 

幼い頃、孤独に震えていた零くん。

かつての自分の元に、今、ひなちゃんが手を差し伸べてくれた気がしたのです・・・

 

「ありがとう 君はぼくの恩人だ

約束する 一生かかっても 僕は君に 恩を返すよ」

 

・・・・・・そんなシーンがあるのです。

 

 

辻村さんは、「中学の教室で一生ひとりぽっちなのかなぁと思っていた私に

零ちゃんやひなちゃんに『ひとりじゃないよ』と迎えに来てもらった気がして」

「息ができなくなるくらい、泣いて、感動」したのだとか・・・

 

そして、それを寄稿したところ、

数年後、サイン会に現れた読者さんが、

「あの・・・わたしも零くんとひなちゃんに救われたひとりです」と言ってくれて・・・

 

ああ、みんな、どこかでつながっているんだなぁ、

今は誰も助けてくれないような気がしても、きっと、誰かが同じように闘っていることを・・・

 

こんな風に優しく激しく伝えてくれることは

作者・羽海野さんの「発明」だと、辻村さんは書いていました。

 

 

ああ、そうだった・・・

 

あの場面を読んで、

私も、孤独だった自分の元へ二人がやってきてくれた気がして

「ありがとう・・・」と、零くんとひなちゃんに言って・・・

 

一方で、ひなちゃんの強さに対し、

「ごめんね、ごめんね」と、わあわあ泣きながら、

守ってあげられなかった人に、いっぱい謝った・・・

 

忘れられない場面でした。

 

それまで「はちみつとクローバー」が大好き過ぎて

「3月のライオン」は、それを越えられないような気がしていたけれど

あの場面で、心の底から、大好きと言える漫画になりました・・・

 

 

辻村深月さんのおかげで、

さきほど、久しぶりに、この一連の事件と

その一応の解決(キレイにまとめないところが良い!)までを読むことができました。

 

「3月のライオン」の力は、すごい・・・

 

(目をかばいながらなので、読んだ作品数は多くないのうえ・・・

2013『島はぼくらと』講談社で、出会った、最近の読者です 笑。)

 

 

そして、辻村深月さんも、素晴らしい作家さんです。

 

若手・・・というには、失礼な直木賞も受賞なさったベテラン作家ですが

私よりずっとお若いので・・・あえて。

 

若手の中では、意識的に読もうと心がけている作家さんです。

 

つい先ごろも、『東京會舘とわたし』(毎日新聞社)を読み終えています。

『朝が来る』(文藝春秋)や『ハケンアニメ(文藝春秋)も

全く雰囲気の違う作品だけれど、生きる力や希望を感じさせれくれました。

 

彼女の作品が好きなのは、

どこか共感できる思いがあるからだったのかなぁ・・・と

「3月のライオン」を通して考えられて・・・・・・なんだか幸せな気持ちです。

 

これから「3月のライオン」がメディアなどで取り上げられる機会も増えることでしょうが・・・

本当に力のある誠実な作品です・・・と、第一巻から発売を楽しみに読み続けてきた

ファンとして自信をもって申し上げます!

 

 

********

ブログ関連のモロモロが滞っていて、失礼しております。

本日はこの感動をどうしてもまとめておきたくて、ちょっと無理しました。

いろいろの不義理は、明日までお許しを!

 

勝手ながら、本日のコメント欄は閉じさせてくださいね・・・

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