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ヒミズ 

2011-12-27 14:46:48 | 劇場&試写★6以上

 

 

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原作は「行け!稲中卓球部」で人気を獲得した漫画家・古谷実が、2001年から2003年にかけヤングマガジン誌上で連載し、“終わりなき日常”を生きる若者の閉塞感を容赦なく描ききった超問題作、

ふつーの映画じゃ終わらせない園子温監督が映画化

 

来年(来月)公開、ヴェネチア、トロント映画祭などでも評価受けて気になってた。

園監督作は初というmaru♪ちゃんのお誘いで試写にて鑑賞

今年だけで劇場公開の園監督作鑑賞は3本目!

これだけ毎回濃厚な作品をすごいペースで撮ってるな~。

 

まず、「ヒミズ」ってなにってずっと思ってたんだけど

モグラ化の一種で、モグラよりもちっちゃい生き物。

こんな姿でシツレイ

 

住田と茶沢、「ふつうの未来」を夢見る二人の日常は、ある事件をきっかけに一変。

衝動的に父親を殺してしまった住田は、そこからの人生を「オマケ人生」とし、世間の害悪となる‘悪党’を殺していくことに決めた──

既に中学生で負犬人生を決定づけられた主人公 住田祐一に染谷将太、

新人っていっても既に「ユリ子のアロマ」とか「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「アントキノイノチ」とか

色々出てたのね~。

自然すぎる演技で哀しみを押し殺した表情、すっごく良かった!!


同級生で住田を慕う女子 茶沢景子に、二階堂ふみ

 

二人はヴェネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)をW受賞

 

マンガの方は読んでないから観た後、どのくらい忠実なのかなと思ってたら

観た帰りに行ったインド料理店で隣に映画関係者がたまたま座ってて、その人の話によると

けっこう原作には忠実らしい。

主人公の貸しボート屋に集まる中学校の同級生が、映画版「ヒミズ」では、家を震災でなくした人たちという設定で

冷たい熱帯魚」での強烈な演技、渡辺哲、この方が今回またものすごく良かった。

イイキャラで。笑えちゃったしちょっと泣かされる。

 


冷酷非道な連続殺人犯を演じ、日本中を震撼させた怪優・でんでんは、やくざの親分

(「冷たい熱帯魚」のときと同じキャラで「バラバラにしてやろうか?!」というセリフが笑える!

いや笑えない状況だけど)

そして園監督の新妻で最新作「恋の罪」でも主演した神楽坂恵

冷たい熱帯魚」の吹越満と夫婦役で家を持たない人たちの中でちょこっと出演、

主人公・住田の父親役を演じるのは、園作品では「紀子の食卓」の光石研

同じく吉高由里子はワンシーンのみ。

愛のむきだし」に満島ひかりと主演だった西島隆弘(AAA)もストリートミュージシャンでちょこっと登場。

住田を捨て、男と逃げる母親を演じるのは、「愛のむきだし」でも自由人を演じた渡辺真紀子
さらに、原作には登場しないという茶沢の母親に「冷たい熱帯魚」でも注目された黒沢あすか

この方、スケバンセリフが板に付いてるね。

と過去の園作品に出演の面々が勢揃いで まるで園子温作品集大成のようにわんさか出てくる。

新しいキャストとしては、窪塚洋介(スリやってるワル)、鈴木杏(ウェイトレス)も少しだけ参加。

 

 

7/10(71点)

 

 

濃ーい面々、原作ありきとはいえその世界観が似てる感じもあり 

脚本ももちろん担当した園子温ワールド。

ただし、青春映画なのでこれまでの作品ような強烈でどぎつい感じとエロとグロは排除されてる。

ここ最近の園作品の中ではいちばん印象薄いし、

しばらくしたら忘れそうかもというくらいインパクトはわたしには弱かった。


震災でめちゃめちゃになってしまった町が挿入され、

「自分はいつくたばっても仕方ないけど、こんな時だからこそ 若い住田のような子供に

今こそ立ち上がって未来を、ニホンを立て直してもらいたい!」

という思いで、自ら危険をおかして殺人事件に荷担し 住田の父親が作った借金600万をやくざに返す

渡辺哲さん演じる元金持社長のセリフと言動にぐっとくるも、


随所に入れられる学校の先生の言葉や、TVのニュース、

震災後にどうすればいいかわからなくなり、自分を見失った人たちが絶望して

人を無差別に刃物で襲ったり、気に入らないと刺したりという

現実にもニュースで流れて来るような犯罪に行動を移す、今の世の中を描いてる部分が極端な感じもあって

ちょっとわざとらしく感じちゃう。

実際、監督はこの震災で脚本をずいぶんかえたよう。

 

父親を殺した住田は、それ以降ゾンビのようになり 心ここにあらず

人に迷惑をかける悪人を自分自らが制裁を加えようと包丁を紙袋に入れて街を徘徊。

そんなことをしたって世の中から悪いやつは消えないし、自分が罰を加えることで

自分もそいつと同じ人間であるということになるのに。

それでもそうすることでなんとか生きていくしか考えもつかなかったんだろう。

住田にしても、茶沢にしても本当の生みの親から「おまえは邪魔。いらない子だ、死んでほしい」と本気で言われ続けている。

言葉の暴力。

住田の父親に至っては「ごめんなー、俺本当におまえに死んで欲しいんだわ」なんて

優し口調で恐ろしく冷酷なことばを吐く。

そんな最悪のセリフを実の親の口から直接言われるなんていうのは

想像もつかないほどショックな体験だろう。それだけでもう人生観変わっちゃう。

そんな二人は(というか、茶沢は一方的におしかけて) 

いつしか一緒にいることで、絶望の淵から這い上がって、生きようという希望を、ひとすじの光を与える存在になる。

茶沢のキャラはほんとうに うざすぎるというくらいでわたしはそこがついていけなかったんだけど

二人の15歳の本音でのやりとりはリアルさがあって惹き付けられる。

劇中「いい大人になって」という言葉が出て来たけど、

いい大人って何だろう。いい大人になんてならなくてもいいから

人に迷惑かけたり、傷つけたりしないで前向きに自分らしく生きていけたら最高だね。と思う。

そこにはもちろん、根底にすべてに対する愛が必要。

 

どんな状況下でも夢を持って生きよう、口で言うのは簡単だけど。

 

自首するという選択肢もあるわけだけど正当防衛で認めてよ、と言いたくなるような酷い親の仕打ち。

 

生きる為に。

とにかくパワーがあって元気づけられる作品。

今の中学生や若い世代のひとたちにぜひとも観て欲しい1本です

 

 

原作者の古田実が今回映画で書き下ろし。

 

父親の一件で、それまで夢だった「普通」の人生を全うすることを諦めた住田は、その日からの人生を「オマケ人生」と名付け、その目的を、自分より悪い人間を見つけ出し、自らの手で殺すことに決める。

毎夜、街を徘徊する住田の異変に気付いた茶沢は、彼を救い出そうと奔走するのであったが・・・。

夢と希望を諦め、深い暗闇を歩きだした少年と、ただ、愛だけを信じ続ける少女。

2人は、巨大な絶望を乗り越え、再び、希望という名の光を見つけることがで きるのだろうか ─?

 

 公式サイト

ヒミズ     2011年  日本    129min

2012年1月14日(土)より、全国ロードショー

 

都内完成披露試写にて。

 

ヴェネチア映画祭にて。

 

 

 

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28 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
おぉ~観られたんですね。 (mezzotint)
2011-12-27 21:44:34
migさん

今晩は☆★
勝手に紹介しちゃってどうもすみません(笑)
「ニューイヤーズ・イブ」にはmigさんの
NYレポ必見ですものね。

おぉ~「ヒミズ」ご覧になったんだ!
エログロは無いんですね。
こちらでは1月公開ですので、読まないで
おきます。今年のマイベスト、私もまだ何も
やっていません。焦ってま~す!
わー、もう観たの? (ノルウェーまだ~む)
2011-12-27 21:47:29
migちゃん、いいなー☆
もうこれ観たんだね。
これは絶対みたい!って思ってたけど、インパクトはちょっと薄いんだね・・・
でも楽しみ♪
今日も映画楽しめた?
Unknown ()
2011-12-27 23:30:00
あら。上げたんですね。
自分はこの招待券をmixi経由でいけなくなった
という人から譲ってもらいました。

自分は1/14の0時ちょうどに記事が上がるように
設定してあります。

今日はどうも^^ (rose_chocolat)
2011-12-28 00:16:23
ひょんなことから七志ご紹介で楽しかったー。

これ、完成披露試写に行ったんですが、あまりにも立て込み過ぎちゃって記事進まない進まない(苦笑)
というかもうblogほったらかしです。
年内ランキング発表は無理かもなと。

オールスターキャストご出演という感じでしたね。
みなさんが園監督が好きっていうのはすごい伝わってくるよ。 あとは今の日本人へのメッセージだよね。 頑張れ!って。
mezzotintさん★ (mig)
2011-12-28 11:47:29
こんにちは☆
NYレポ記事内紹介ありがとうでした!

エログロなく、青春映画なんだけど
そこは園監督、らしさ満載でした。
ちょっとやっぱりマンガっぽい感じがします。
感想待ってますねー
まだーむ☆ (mig)
2011-12-28 11:49:08
おはよー☆
昨日のはガスヴァンサントらしくて良かったよ~
これ、フツウに観たら強烈なとこあるけど
園監督作としてみたらそこまで強烈でもないかな。
ただセリフの言い回しが凄い。
公開したら観てね!!
☆谷さん (mig)
2011-12-28 11:50:17
そうなんですね~。
あまり好きじゃないって言ってましたよね。
園監督の日本応援讃歌映画ですね。
☆roseさん (mig)
2011-12-28 11:51:57
昨日は久しぶりでしたね☆
うん、エールだよね、今の日本への。
そこにひっかけてるのがあざとい感じもちょっとしたけど(笑)

とにかくちょっと茶沢さんがうざすぎるって思っちゃった。
あとは面白かったケド、主演の子が素晴らしい~☆
Unknown (hino)
2011-12-28 23:29:48
migちゃん、めずらしー邦画。
園監督ですもんねー。
わちき、園監督作品、まだ未見なんのですが
やっぱり気になってます。
授賞式をちょろっと観ましたが、村上春樹と同様、ペッコペッコな挙動に痛い気持ちでした。
もっとさー、日本人胸はってほっしいね。
hino(ゆきえ)ちゃん★ (mig)
2011-12-29 23:29:09
邦画はたまに話題のを観てるよ~
園子温のはほとんどみてるからこれも楽しみだったの!
ゆきえちゃんは「恋の罪」をみてー
あと「愛のむきだし」もね☆

アハハ、自信ありありの監督だけど自信なさそうだった??

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