公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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百考は一行に如かず

2017年03月07日 | 日記



大学病院で研修中の名取です。
気管挿管を行いましたが、久しぶりなので成功してほっとしています。
相馬で出来るようになっておいて心から良かったと思います。

大学病院でも実技のチャンスが回ってくる時があり「君、これできる?」と聞かれますが、もちろん出来るものと出来ないものがあります。
「できません」と答えると、基本的にそのときは流されます。
教えて貰えるよう食い下がるときもありますがそれはその時の雰囲気次第であり、余裕のある時間に教えて貰いながら行うことのできる次のチャンスを待つしかないのです。
できない手技はいつまでもできない、悪循環の始まりです。

大きな病院は難しい手技も多くコンプライアンスの遵守も厳格であるため研修医に任せられない一面があることは確かのようです。
他にも、職場の余裕、教育の優先度、指導者の心持ち、など山ほど理由がありますが割愛します。
そういったなか成長の場が少なくもんもんと過ごしています。

先日相馬の当院の先生と会ったときにそんな愚痴をこぼしたところ、その代わり相馬では見れないものを見ただろう、との返答が返ってきました。
確かに学術的に勉強になることはありました。
要するに、手技が先か、勉強が先かの問題ではあります。

さらに続けて、やれば見るだけよりも100倍経験や勉強になる、とも言っていました。
手技が先か、勉強が先かの問題ではあるのですが、手技を行うことは勉強になります。
そして私は最初に手技を習得した方がその後ストレスなく物事が流れることを感じます。
これが私が研修医時代に手技を重視する理由ですが、皆さんはいかがでしょうか。
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